創業51年の歴史をもつ肉加工、パン製造、食品輸入会社のコダマ(東京都大田区、代表取締役・小玉勝巳氏)は4月11日、スパニッシュベースの欧風食堂「コンチネンタルキッチン モンテ アスル」を注目の外苑前・パサージュ青山に4月11日オープンした。同社は、銀座松屋のデパ地下に肉加工品販売の「シャルキュトリー コダマ」と、イタリアンレストラン「プレーツ」を広尾、目黒、五反田、蒲田に展開、今回は5店舗目となる新業態。自慢のヨーロッパ直輸入の生ハムや自家製ソーセージなどを提供する店で、入り口には大きな生ハムセラーを設置している。「モンテ アスル」の店名の由来は、スペイン語で“青い山”、つまり青山の意味。名付け親は、同店の女性料理長、中尾朝恵氏。南米ボリビア生まれ、18歳で日本に帰還、国の機関で2年間、科学の研究に携わったという特殊な経歴の持ち主。料理はもともと好きだったが、科学より料理の奥深さと面白さに目覚めて転身した。その後はイタリアンのキハチ、青山セランなどで8年修業し、現在も科学から料理に対象を変え、その研究に余念がない。「料理は国の文化を超えて人を幸せにするもの。各国の要素をおりまぜながら、誰もがほっとするような家庭的な料理を提供したい」と中尾氏。同社の扱う潤沢な食材と、イタリアンでの豊富な経験を活かしながら、初挑戦のスパニッシュのみならず、生まれ育ったボリビア料理も、今後は提供していきたいと話す。昼は外苑前には珍しいブッフェスタイルで、1,800円(小学生未満は1,200円)。毎日ローテーションで料理を変え、いつ来ても少しずつ違う料理を楽しめるしかけで、早くも近隣で働くサラリーマンや、青山マダムのヘビー常連客が誕生しているという。夜はいまのところアラカルトのみで、「あぶりタコのガリシア風セロリとキャベツ添え」(800円)、「スペイン風豚肉のくし焼き パプリカ風味」(1,200円)、「生のり風味のタコのゼッポリネーゼ」(800円)、「シェフ自慢新鮮魚介のパエリア」(2,400円~)、「小海老とアボカドのフリット、フォンティーナチーズフォンデュ」(1,200円)など、創作も取り混ぜた自慢の料理は約25種で、客単価は5,500円。リクエストに応え、近々3,800円からのコース料理も開始予定。ドリンクは8割以上がスペインワインで、70種ほど。ランチタイムは、ワイン、ビールを一律700円で提供。夜はグラスワインを赤白3種ずつ、コストパフォーマンスのよいものを中心に700円から提供している。青山の富裕層向けに高級ワインの“裏ワインリスト”もあり、上は70,000円までの高級ワインも楽しめる。
ヘッドライン
[ニューオープン]
2008.05.15
老舗の食肉加工・輸入商社のコダマが、スパニッシュ「コンチネンタルキッチン モンテ アスル」を外苑前・パサージュ青山に4月11日オープン!
(取材=編集部)