東京ガス株式会社(社長・鳥原光憲氏)の100%出資子会社である東京ガス都市開発株式会社(社長・佐藤正幸氏)は、銀座中央通りに面する東京ガス「銀座ガスホールビル」の跡地(中央区銀座7丁目)に9月13日、商業施設ビル「GINZA gCUBE」(ギンザ ジーキューブ)をオープンする。「GINZA gCUBE」は、東京ガスグループ約3万人を対象に公募し決定した名称で、「good food」、「good fashion」によって「good life」を生み出すという意味が込められており、3つの「good」を、3乗を意味する「cube」と掛け合わせて「gCUBE」とした。銀座のメインストリートである中央通りに面する同施設は、「文化の交差点」をコンセプトに、銀座の一翼を担う「ファッションアパレル」、「飲食」など8テナントが全て決定した。「ファッションアパレル」では、スウェーデンのファッションブランド「H&M」(エイチ・アンド・エム)が日本に初出店する。また一部フロアは、東京ガスが、食のオピニオンリーダーと連携し、食に関する情報発信活動を強化する拠点「Studio +G Ginza」(スタジオ プラスジー ギンザ)として利用する。具体的には、料理研究家やシェフ向けの料理セミナー、有名シェフによる食育教室、シェフとのコラボによる調理の研究、最新の調理科学の情報発信などを実施する。飲食は7~12階の6店舗。7階は「柿安 銀座店」(銀座初出店)。創業明治4年の料亭「柿安」が、和の趣きとモダンな感覚にあふれた空間で、松阪牛と高級黒毛和牛を使った「炭火焼あみ焼」や「すき焼」「しゃぶしゃぶ」を提供する。8階は和食「ととや市場 結」(株式会社大庄)で、やはり銀座初出店。全国各地から取り寄せた選りすぐりの食材や、漁港から直接仕入れた旬の鮮魚を提供。部屋を別々とした離れは京の茶室風の凛とした雰囲気。9階は台湾薬膳火鍋「天香回味 銀座中央通り店」(株式会社ナチュラルフード)。台湾で約70店舗を展開する薬膳火鍋の人気店。60数種も天然植物エキスを抽出した薬膳スープと厳選された食材を煮込んだ天香回味鍋は美食健康にマッチし、薬膳火鍋ブームの火付け役。今回9店舗目の出店。10階は和食「郷土・松江の味 銀座皆美」(株式会社東京皆美)、家伝鯛めしと創業120年のおもてなしを提供。島崎藤村を始め多くの文人墨客が訪れた創業百二十年の歴史をもつ皆美グループの本店「皆美館」は、風光明媚な宍道湖を臨む島根・松江の老舗旅館。島根から直送する豊富な日本海の幸を始めとする厳選食材を、老舗旅館で培った技と味で提供する。11階は和食ダイニング「隠(おん)」(株式会社ソイエスコーポレーション)。銀座初出店。ニューヨークの和風をイメージした、ハイブリッド感覚のファインダイニング。新鮮素材を使い手作りにこだわった和の料理を提供。酒は本物にこだわり、プレミアムビールをはじめ、質の高い日本酒、ワイン、本格焼酎をずらり揃える。ワイン、日本酒は全て温度管理された特注のセラーから提供。 12階は「ローストビーフの店 鎌倉山 銀座店」(銀座初出店)。古都・鎌倉より初のお目見え。最高級の黒毛和牛のローストビーフを中心に、新鮮な魚介類やフルーツをふんだんに使ったデザートを提供する。なお、「GINZA gCUBE」開発計画の立案・推進、テナント営業、開業後の運営・管理などのマネジメント業務は三井不動産株式会社(社長・岩沙弘道氏)が担当する。三井不動産にとって銀座エリアは重点地区であり、現在「銀座並木通りビル」(2002年8月開業)をはじめ、「交詢ビルDINING & STORES」(2004年10月開業)、「ZOE(ゾーエ)銀座」(平成2005年3月開業)、「銀座Velvia(ベルビア)館」(2007年4月開業)、「ニッタビル」(2007年9月開業)、「ギンザ・グラッセ」(2008年4月開業)の6施設を運営しています。今後も「ギンザコマツビル、別館ビル、小松アネックスビル建替え」の開発を推進しており、引き続き、銀座エリアにおいて積極的な事業展開を進めていく。
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[商業施設ニュース]
2008.06.16
東京ガス「銀座ガスホールビル」跡地に商業施設「GINZA gCUBE」(ギンザ ジーキューブ)が9月13日オープン。ファッションブランド「H&M」日本初出店ほか、全テナント出店決定!
(取材=編集部)