今年4月1日に株式会社サザビーリーグより独立した株式会社ビーエルティー(東京都渋谷区、代表取締役・中村達也氏)は10月1日、従来より展開している「Afternoon Tea-TEA ROOM」」に加えて、「銀座大衆酒場 手前みそ」、「miso bank」等の飲食事業を合併。合併後の一号店として、「銀座大衆酒場 手前みそ」五反田店とその新コンテンツである“魚串業態”の「手前みそ 三三八(さざや)」を9月1日オープンした。
「銀座大衆酒場 手前みそ」は、全国各地の蔵から集めたこだわりの“味噌”を始め、日本古来からある伝統的な基本調味料を用いた創作料理と、朝挽きのもつを使ったもつ焼き、味噌おでん、肉や魚の味噌串揚げを提供する店。昨年12月7日の御徒町店を皮切りに、今年5月29日新橋、7月30日池袋と続々開店。9月1日にオープンした五反田店の1階では、同様のメニューを提供するが、2、3階には新コンテンツとして、築地直送の新鮮な魚を味噌とのコラボレーションで味わう「手前みそ 三三八」を展開している。
海のさざなみをイメージさせる音感と船の登録番号を模した店名を冠する「三三八」は、目黒川を眺む「銀座大衆酒場 手前みそ」の2、3階に位置し、市場や漁村の食事処を思わせる内観。近隣に勤める20代~30代のビジネスマンやOLをターゲットに、新鮮な魚の切り身を味噌漬けにし、串に刺して備長炭で焼き上げた築地味噌漬け串(¥180~)や塩または味噌佑庵で味付けした魚河岸串(¥180~)のほか、ほたてやたこ足などを素材に加え、磯の香りを感じられる漁師の味噌おでん(¥150~)などを提供。忘年会を視野に入れ、宴会向けに鍋料理や七輪で海鮮を焼くコース料理(¥2,500~)も用意している。客単価は、2,500~3,000円。現在は、アンテナショップ的な存在だが、今後は単一での展開も視野に入れているとのこと。「大衆感のある店舗は、世代を問わず日本人の郷愁をそそるもの。そこで魚を中心として、日本人が忘れかけているソウルフードを提供したい」(同社 新規事業課 課長 福島将人氏)という。
「銀座大衆酒場 手前みそ」は、11月中旬新宿御苑店などを始め、一層の多店舗展開を予定。また2009年8月1日には、株式会社キハチアンドエスと合併し、新たな事業展開を予定している※。
※)アイビー株式会社
ヘッドライン
[ニューオープン]
2008.10.22
ビーエルティー「銀座大衆酒場 手前みそ」から生まれた魚串業態「手前みそ 三三八(さざや)」五反田に9月1日オープン!
- 「銀座大衆酒場 手前みそ」五反田店の外観
- 2F、3Fの 手前みそ 三三八
(取材=編集部)