新橋と銀座2丁目に「方舟」を2店舗経営する株式会社セオリー(中央区銀座、代表取締役・原誠志氏)は“日本酒の日”の10月1日、バーションアップさせた3店舗目「方舟 大吟醸」を銀座中央通りにオープンした。
既存店との違いは、全席個室であること、英語、中国語、韓国語の3ヶ国の外国語メニューを導入したこと、2坪ほどある大きな特注日本酒セラーを設けたこと、そして客単価も既存店の6,000円から10,000円と引き上げたこと。個室は2名~35名までの、接待から宴会まで対応の計13室あり、酒造りの工程をイメージし、「麹の間」「仕込みの間」「搾りの間」「客間」の4つに分かれ、全テーブルに囲炉裏が設置されている。新店のコンセプトは、“銀座に酒蔵出現”で、実際に日本酒の蔵元から譲り受けた酒造りに使用する斗瓶や麹蓋(こうじぶた)などの道具をディスプレイし、ファサードにも杉玉を飾るなど、酒蔵を模した。
ワインセラーならぬ特注の日本酒セラーは、日本酒の保存に最も適した12~13℃、大吟醸は3~5℃に保たれ、紫外線も99パーセントカットするという徹底的な品質管理で、新潟92蔵、福井37蔵、石川32蔵、富山21蔵の全蔵元(吟醸規格酒醸造蔵)約180蔵、500本という圧倒的な品揃えを誇り、客が直接セラーに入って、店舗に3名いる利酒師とともに銘柄を選ぶことも可能。圧倒的な品揃えで、ここでしか飲めない希少な日本酒ばかりだが、「八海山 金剛心」「梵 超吟」「越乃寒梅 超特撰」「黒龍 石田屋」などプレミア日本酒も多数揃える。
料理は5,500円のコース「方舟」から、7,000円の「純米」、8,500円の「吟醸」、12,000円の「大吟醸」の4コースのほか、日替わりの約10種を含む約50種ものアラカルトメニューが楽しめる。人気メニューは、テーブル内蔵の囲炉裏で客が自ら約30分かけて焼く「岩魚の囲炉裏焼き」(980円)や、注文を受けてから40分かけて炊き上げる「季節の土鍋ご飯」(1,980円~)など、まさに、日本酒と共に楽しめる、スローフードばかり。
メインターゲットは中堅サラリーマン層だが、銀座という土地柄、海外からの観光客も狙い、前述の外国語メニューのみならず、中国ではクレジットカードよりポピュラーなデビットカード「銀聯(ぎんれん)カード」が使用可能などの工夫を見せる。
店舗データ
店名 | 日本酒スローフード 方舟 大吟醸 銀座中央通り店 |
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住所 | 東京都中央区銀座8-8-8 GINZA888ビル 7F |
電話 | 03-6280-6330 |
営業時間 | ディナー17:00~23:30(金曜・祝前日は24時まで) |
定休日 | 日・祝 |
坪数客数 | 70席 |
運営会社 | 株式会社セオリー |
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