地酒専門バーとして知られる銀座「和酒バー 庫裏」は11月5日、新橋西口通りに2号店となる「和酒場 庫裏」をオープンする。経営者は、元麻布「和酒専門店 さかや栗原」の次男である栗原広信氏。1998年から「さかや栗原」に併設する形で有料試飲バーとして「庫裏」を開き、2004年には「和酒バー 庫裏」として銀座に移転オープン。3種のグラスから好きな量を選び、各地の地酒を少量ずつ飲み比べることができる店として、人気を集めている。今回の新橋店は、2号店となる。 新橋店で店長を務めるのは、日本料理店の料理人出身で、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)の認定資格「酒匠」を持つ竹内撤平氏。日本酒の知識に富み、それを言葉で客に伝え、コミュニケーションをはかるスペシャリストである竹内氏との出会いが、今回の出店のきっかけにもなった。また、栗原氏の母・伊津子さんも「さかや栗原」から完全に独立して飲食業に初挑戦。女将としてサービスを担当する。 銀座店より1.5倍の広さをもつ15坪のスペースは、カウンター11席、テーブル18席の構成。ゆったりとした空間に仕上がっている。カウンター5席、テーブル13席の銀座店はバーとして機能させていたが、新橋店では、「バーと小料理屋を足して2で割ったような和酒場」を目ざしていく。栗原氏が定める「和酒」とは、日本国内で醸された全酒種のこと。同店では、日本酒100アイテム、焼酎30アイテムのほか、リキュール、ビール、ワイン、ウィスキーなど、日本各地の蔵元直送の地酒を取り揃える。週ごとのメニュー替えはもちろん、店内にある酒はすべてテイストごとに分類したメニューに記載し、来店者がわかりやすく、選びやすいリスト作りを重視する。グラスのサイズは、試飲サイズ(45ml)、小(95ml)、中(145ml)、大(300ml)の4種で、価格帯は試飲サイズで130円~3250円。料理メニューは、各地から取り寄せた珍味がメインとなる。
店舗データ
店名 | 和酒場 庫裏(わしゅば くり) |
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住所 | 東京都港区新橋3-19-4 桜井ビル2F |
電話 | 03-3438-3375 |
営業時間 | 16:00~23:00L.O. |
定休日 | 日曜・祝日 |
関連リンク | 庫裏 |