銀座7丁目、話題のファッションブランド「H&M」が入っているビル「gCUBE(ジーキューブ)」の11階に和風ダイニングバー「隠(おん)銀座店」が9月13日、オープンした。三井不動産が手がけたこの「gCUBE」。地下1階から3階までがH&M。5~6階は「Studio +G Ginza(スタジオプラスジーギンザ)」と称し、食育教室や調理の研究など、食に関する情報発信を行なう。7階~12階には厳選された食の銘店が並ぶ。「隠 銀座店」は、そうした飲食店のひとつだ。既に新橋や八重洲、日本橋、茅場町などに飲食店を展開しているソイエスコーポレーション(中央区日本橋、代表取締役 井上賢一氏、TEL 03-3668-8680)の新店舗である。 「隠 銀座店」の売りは本格創作和食とビル11階から眺める眺望。銀座通り側からは丸の内、有楽町、霞が関、新橋が一望できる。汐留側からは高層ビル群を見渡せる。特に夜景は素晴らしく、オープンスペースの大きな窓からの眺望を楽しみながら食事をいただける。各スペースが貸切りとなるので、30名または50名~70名といったパーティも可能。また、3~4名用の個室もある。 料理は手作りにこだわり、広い厨房で新鮮素材をじっくり仕込む。長野産などの有機野菜や有機米を使うほか、魚介類はその時々で一番いい旬のものを仕入れ、マグロは天然の本マグロにこだわる。牛肉については全て国産牛を使う。メニューは旬の素材により1ヵ月半くらいの頻度で替わる。 料理や酒の器は保温性・保冷性の高い手作り土器を用いる。これは、陶器やガラスの器だと、料理や酒がすぐ冷めるからとのこと。日本のお酒も、特製手作りの美濃の土器グラスで供する。お酒のラインナップも豊富で、ワインは50種類以上、日本酒は40種類以上、焼酎は30種類以上揃える。店の入り口そばには特大ワインセラーがあり、ずらり揃ったワインボトルが圧巻だ。 ワインはグラスで700円から楽しめるが、カジュアルなお薦めはボトルの「キアンティーノンナ・ナンニ」(4,200円)。日本酒は、蔵元と付き合いのある酒屋から旬のものを仕入れる。この秋は「冷やおろし」がお勧め。「黒龍 石田屋 三年貯蔵 純米大吟醸」のようなハイグレードな日本酒もある。ビールは、銀座という土地にふさわしく、ワンランク上の「キリン無濾過(むろか) ザ・プレミアム」(800円)やハイネケンのプレミアム生を導入。クセがなくて濃厚な味わいが好評だ。 内装は、珪藻土とエコタイルを使用。これは、前日の料理の臭いが翌日に残らないようにとの配慮だ。また、間接照明を効果的に使ったモノトーンのシックなインテリアが安心感と落ち着きを与えている。「ターゲットは、年齢、性別問わず美味しいものをじっくり食べたい方」(代表・井上氏談)だそうだ。ビジネスの会食に、デートに、仲間同士の食事に、様々な用途で使える店がまたひとつ、銀座に誕生した。
店舗データ
店名 | 隠(おん) 銀座店 |
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住所 | 東京都中央区銀座7-9-15 銀座gCUBE11F |
電話 | 03-6808-8050 |
営業時間 | ランチ 月~金 11:30~14:00 土・日・祝 11:30~15:00 ディナー 月~金 17:00~23:30 土・日・祝 17:00~23:00 |
定休日 | 不定休(1/1・銀座gCUBEに準ずる) |
坪数客数 | 120席 93坪 |
客単価 | ディナー 6,000円前後 |
運営会社 | ソイエスコーポレーション |
関連リンク | ソイエスコーポレーション |
関連リンク | gCUBE |