鮮魚を中心とした正統派和食店「心」、鶏料理を提供する居酒屋「てけてけ」などの飲食店を運営するユナイテッド&コレクティブ株式会社(東京都新宿区、代表取締役・坂井英也氏)は、飯田橋・目白通りから一本路地を入ったところにある同社姉妹店「Kokoro」をリニューアルし、12月1日、居酒屋感覚のカジュアルなイタリアン「オレのざっくり料理とガブ飲みワイン 俊二」をオープンした。同社にとっては初の試みとなる洋食業態店舗(イタリアン)で、メニュー開発から仕入れ、店作りなどは、すべてグループ総料理長である鈴木俊二氏が担当。本職であるイタリアンの技術を気取らないスタイルで発揮する。「がぶがぶとワインを飲みながら、“ざっくりとした大盛りのイタリアン”をカジュアルに楽しんでもらいたい」と坂井社長。ポーションが大きい割に手頃な価格設定の料理は、ランチ640円~、ディナーもアラカルト294円~、コース2,500円~。ドリンクも、味にこだわって厳選されたワインボトル(1,480円~)、グラス(340円~)、さらに生ビール(380円~)や焼酎(410円~)と値段を抑えている。メインターゲットは、飯田橋駅界隈で働くOLやサラリーマンで、客単価は3,000円。料理は、イタリアンでは珍しく“マグロ”を全面に打ち出したメニュー構成。噛み締めるほどに肉汁が溢れだす「マグロほほ肉ガーリックステーキ」(725円)、大きな「マグロ尾の身オーブン焼き」(819円)、マグロの頭肉を使った「マグロ頭肉のカルパッチョ」(683円)など、マグロ料理の数々は料理長自慢の自信作だ。そのほか、「彩り野菜とベーコンのトマト煮」「牛すじの赤ワイン煮」(各557円)といった、いま話題のラグー(煮込み料理)を始め、「するめ烏賊のフリット」「小海老のフリット」(各515円)といった揚げ物など、気軽に楽しめるアラカルトメニューが充実している。路地裏にありながら、オープン初日の昼時にはかなりの女性客が押し掛けた。「鈴木料理長は飾りっ気のないタイプ。シンプルに作ってどかっと盛りつける。そういったところに好さがあるので、その人柄がそのまま店のカラーとなり、近隣の人々から愛される場所になってほしい」と坂井社長。和食のユナイテッド&コレクティブが新たに仕掛ける洋食業態店舗。今後の展開に注目したい。
店舗データ
店名 | オレのざっくり料理とガブ飲みワイン 俊二 |
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住所 | 東京都千代田区飯田橋4-5-6 |
電話 | 03-3556-9556 |
営業時間 | 月~金11:30~14:00(L.O.13:30)、 17:00~23:30(L.O.フード22:30、ドリンク23:00) |
定休日 | 土・日・祝 |
坪数客数 | 40席(カウンター6席、テーブル34席) |
運営会社 | ユナイテッド&コレクティブ株式会社 |
関連リンク | ユナイテッド&コレクティブ |