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ワインと合わせる洋風串揚げが新しい!世田谷・桜新町のサザエさん通り、バル インターナショナルの1号店、「串揚げ&ワイン酒房 K・rico(クリコ)」に注目!

天井が高く、ゆったりとした店内。白い壁にワインボトルがずらりと並ぶ
フォアグラ、フィレ肉など、ワインに合うお洒落な串揚げ。ピンチョスのような見た目も楽しい
たっぷりの野菜と鶏肉がヘルシーなトマト鍋。シメのリゾットも女性に大人気
バル インターナショナル代表の安田氏。カメラの前で緊張気味ですが、普段は優しい笑顔です

(取材=長谷川 敏子)


漫画「サザエさん」の舞台としても知られる、世田谷区桜新町。原作者、長谷川町子の美術館へと続く道が「サザエさん通り」だ。住宅街にあるこの通りは、八百屋、電気屋などが軒を連ね、昔ながらの商店街の雰囲気が漂う。この通りの一角に、去年11月オープンした「串揚げ&ワイン酒房 K・rico(クリコ)桜新町店」がある。通りの名前は知名度抜群、そして東急田園都市線の桜新町駅から徒歩3分と、駅からも近い。「この街で3本の指に入る、付加価値の高い店にしたいんです」と話すのは、この店を運営するバル インターナショナル(東京都世田谷区、代表取締役:安田成男氏)の安田氏。店内は、白い壁にたくさんのワインボトルが飾られており、天井が高くゆったりとした空間、木目のテーブルに白い椅子の落ち着いたインテリアだ。 この店の看板メニューは、串揚げ(単品190円~)だ。といっても、関西の串カツとは違い、洋風なのがこの店の特徴。「ワインと揚げものって、合うんですよ。だから、メニューのメインを串揚げにしようと思いました」という安田氏。食材は、フォアグラ、フィレ肉、ソーセージ、トリッパ(牛の胃袋のトマト煮)、ムール貝と、串揚げのイメージからは想像できないものばかりだ。さらに、普通の串揚げと違うのは、ソース。バルサミコソース、アイオリソース、トマトソース、黒コショウと、食材に合わせて、さまざまなソースをつけて食べる。串揚げというより、スペインバルのピンチョスのような感覚で、ワインがどんどん進む。「家庭でも揚げものを食べることはあると思いますが、店でしか食べられない、付加価値の高いものを提供しようと考えたんです」その想いが、洋風串揚げというメニューに集約されているようだ。単品の他に「串揚げおまかせ10本セット」(1900円)、串揚げ食べ放題と2時間飲み放題が付いた「肉食女子コース」(3600円)などがある。美味しい串揚げとともにいただくドリンクは、ワインが「グラスワイン」(赤、白 各500円、スパークリング 600円)、「ボトルワイン」(2800円~)、ワイン以外なら「プレミアムモルツ」(550円)、「トリスハイボール」(450円)、「山崎プレミアムハイボール」(600円)など、カジュアルに楽しめる。 そしてもうひとつ、この店の名物が「トマト鍋」(1人前980円)。シェフ自慢のオリジナルトマトベースのスープに、鷹の爪が入ったピリ辛味の鍋料理だ。具材は、たっぷりの野菜と鶏肉なので、ヘルシー志向の女性たちに大人気だそう。「女性は、冷え症の方も多くいらっしゃいますから、夏だからといって冷たいものばかりを食べていては、身体にも良くないですよね」という安田氏の言葉には、客への思いやりが感じられる。一時は、家庭で食べるトマト鍋も注目されていたことから、テレビの取材も受け、月間300食を提供したそうだ。「人気があるからといって、たくさん出せるわけじゃない。美味しいトマト鍋を食べていただきたいので、1日20食くらいが限度で、売り切れることもあります」そんな人気のトマト鍋、シメには「ライス&チーズ」(300円)が用意されており、残ったスープに入れて、リゾット風に食べるのが定番になっているそうだ。 付加価値をつけたメニュー、客への思いやりと、さまざまなこだわりが感じられるこの店だが、一体なぜ、桜新町という場所に出店したのだろうか。安田氏は「美味しいものをちゃんと知っているお客様がどこにいるのか、ということを考えた時、答えは住宅街だったんです」と話してくれた。安田氏は、独立前、新宿や渋谷という都心で長年、飲食店の仕事をしてきた。「団塊の世代のお客様が退職の時期を迎えて、働く場である都心に出てこなくなったのを目の当たりにしていたので、都心への出店には戸惑いがあったんです」その後、縁あって吉祥寺で飲食店の仕事をしたのが、住宅街に注目するきっかけになった。「吉祥寺は、街に住む人もいて、街の外から訪れる人もいる。自分が店を出すなら、こういう場所だと思った」そして、初出店のための店舗を探していた時、出会ったのがこの桜新町だった。「渋谷からのアクセスもいいし、三軒茶屋や、二子玉川にも近い。それに、サザエさん通りっていう名前は、世代を問わず誰にでも覚えてもらえますよね」その思惑通り、来店する客には世代を超えた家族連れもいるそうだ。あえて住宅街に出店したことが、功を奏しているといえるだろう。そんなお客様のために、今後はサイドメニューを増やし、フードをより充実させる予定だ。「住宅街の店なので、我が家のようにくつろいでもらいたいですね」これからも出店するなら住宅街にしたいと、バル インターナショナル2号店の出店に早くも意欲を見せている。

店舗データ

店名 串揚げ&ワイン酒房 K・rico(クリコ)桜新町店
住所 東京都世田谷区桜新町1-15-22 イイダアネックスIV 1F

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アクセス 桜新町南口より徒歩3分
電話 03-6413-0538
営業時間 ランチ  11:30~15:00
ディナー 17:00~24:00、土日・祝 16:00~24: 00
定休日 年末年始 (ランチは不定休)
坪数客数 20坪・32席
客単価 3300~3500円
運営会社 株式会社バル インターナショナル
関連リンク K・rico 桜新町店(食べログ)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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