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元祖「リゾットカレー」がコンセプトのワインバル「RISOTTO CURRY STANDARD(リゾットカレースタンダード)」、世田谷BALの2号店として渋谷桜ケ丘に5月5日オープン!

階段を下りた地下に現れるおしゃれな空間。ごく普通のテナントビルに潜むように構える店は、隠れ家と呼ぶに相応しい
高城氏ワールドを体感!至近距離でのキャッチボールはカウンターバルの醍醐味、大人が楽しめる店
クリーミーリゾットとトマトベースカレーのリゾットカレーを筆頭に、食材同士の色合いが美しい料理は、白の器に映える
手前右がオーナーの高城直弥氏、中央は新人の石井潤氏、左奥はお手伝いの三浦修平氏

(取材=西山 登美子)


渋谷駅西口246を越えた桜ヶ丘にオープンした「RISOTTO CURRY STANDARD(リゾットカレースタンダード)」。新ジャンルのオリジナルカレー「リゾットカレー」をコンセプトにしたワインバルである。牛乳と生クリーム、米、パルミジャーノで創るクリーミーな白のリゾット。トマトベースで煮込んだチキンのスパイシーな赤のカレー。2つテイストの出会いは新鮮であり、その斬新なイタリアンテイストのカレーの美味しさに魅了される。赤と白の鮮やかなコントラストで、見た目も美しいカレーだ。 「RISOTTO CURRY STANDARD」は、立ち飲みワインバル「世田谷BAL」を大ブレイクさせた実力派オーナー高城直弥氏の2号店となる。その高城氏が長年温め、ついにオープンさせた同店は「ワインのために『リゾットカレー』を楽しみ、『リゾットカレー』のためにワインを楽しむ、究極のワインバル」と熱く語る。 この「リゾットカレー」。実はかつて高城氏が働いていたイタリアンレストランの先輩が生み出した賄いを原点としている。「当時はベーシックなパルミジャーノリゾットと一般的なカレーだった」と語るが、それでも「あるようでない、まったく新しいテイストに感動した」という。「いつかこの『リゾットカレー』を広げたいという思いを抱きつつ、チャンスを待っていた」と話す。そして先輩の賄いから試行錯誤を繰り返し、工夫と技を重ね、ついにワインに合う高城氏オリジナルの「リゾットカレー」を誕生させた。 1号店のワインバル「世田谷BAL」は、最寄り駅が下北沢、三軒茶屋とはいえ、歩けば10分以上の環七際、飲食不毛地帯の住宅地にある4坪の立ち飲みバルだ。全てが驚きの500円というバリューパフォーマンスなグラスワイン。加えて本格イタリアン仕込みの美味しい料理も一皿500円と、大胆ともいえる発想と個性的なスタイルで、オープンから1週間で瞬く間に繁盛店となった。サービス精神に溢れた高城氏の人柄に惹かれ、毎日がまるでパーティーのようにワイワイと賑わう店内。 一方、2号店となる「RISOTTO CURRY STANDARD」では「ゆっくりと味わい、楽しんで欲しいと、着席スタイルにこだわった」と語るようにカウンター15席のバルだ。 「世田谷BAL」同様に、料理(リゾットカレーは800円)、グラスワインをはじめビールほかアルコールも500円。(グラッパは800円)。グラスワインは噂の「世田谷BAL」スタイル。ボトル4杯目までは1杯約120ml前後で提供。残り5杯目はなんと280ml前後と驚きのポーションというラッキーグラス。「残してどうするの」との客の一言で始めた、「世田谷BAL」から生まれたオリジナルスタイル。大らかなジョークマインドが高城氏らしさを物語る。ワインは常時、赤白それぞれ20銘柄ほど用意し、基本的には、そのうち赤白10銘柄を本日のグラスワインとしているが、オーダーがあれば栓を抜く。6銘柄前後揃えるスパークリングワインはグラスでは1種類のみ。あとは敢えてボトル提供。ボトル価格は全て潔良く2500円。また、ワインは1本につき1500円で持ち込みも可能だ。 高城氏は「ほかの料理は『リゾットカレー』を食べるための前菜」とまで言い切る。とはいえ、メニューには色鮮やかな「冷製トマトスープ仕立てのカプレーゼ」、「大葉ジェノベーゼの根菜と鶏胸肉のゴマドレッシングサラダ」、「世田谷BAL」定番人気の「若鶏のレバーといろいろキノコのレバーパテ」、「イタリア風黒酢すぶたをイメージした豚バラとレンコンのバルサミコソテー」とクリエイティブな高城流本格イタリアンの数々が並ぶ。辻調理師学校を卒業後、舞浜シェラトンをスタートに、アルポルトといった有名店などイタリアンレストランを中心に修行してきた高城氏。「美味しいものは自分で作るのが高城スタンダード」と語るように、手間を惜しまず、仕込みに時間をかける真剣で熱い思いが、誰もが驚く500円の料理を可能にしているのだ。 オープンキッチンで手を休めることなく作り出される料理に目を奪われ、絶え間のない楽しい高城氏のトークでカウンターは常に盛り上がる。この高城マジックこそが「リゾットカレー」までのエッセンスといえるのかもしれない。高城氏は「こんな美味しいリゾットカレーをもっと多くの人に知って欲しく、広めたいと考え、ドメインまで取得した」と語り、さらに温めている企画もあり「今、夢を共にしたい方を募集中」と、今後へ向けたスタンスを語る。

店舗データ

店名 RISOTTO CURRY STANDARD
(リゾットカレースタンダード)
住所 東京都渋谷区桜丘町16-8 桜丘ビルB1

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アクセス JR・地下鉄 渋谷駅西口より徒歩3分
電話 03-6416-3604
営業時間 18:00~26:00 (25:00L.O.)
定休日 日曜
坪数客数 8坪・15席
客単価 3500円
関連リンク RISOTTO CURRY STANDARD
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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