カジュアルで気軽に飲めるワインバーが、ここ数年増え、盛り上がっているが、ワインリストのほとんどを日本ワインで取り揃えたというワインバー「JIP」が新宿3丁目駅から5分程の所に2010年10月5日オープンした。着実にリピーターを増やし、日本ワインのファンはわざわざ新宿へ足を運ばずにはいられない。そんな店が今新宿で話題になっている。
最近ワインバーが増えているが、日本ワインが飲める所は少ないと感じ、国産ワインが飲めるワインバーがあってもいいのではないかとの考えで、「JIP」が誕生した。元々オーナーはワインの瓶の卸売をしていた関係から、ここに勝る店はないと言えるほど豊富な品数の日本ワインが取り揃えられている。また、店内にはショップが併設され、200種類以上ある中から、その場で選んだワインが抜栓料1500円で店内で楽しめる。もちろん、気に入ったワインが見つかれば、同じものを買って帰ることもできる。しかも、一般ではなかなか手に入らない、日本ワインを代表する作り手のあの希少ワインにも巡り合うことができる。
コンセプトは、「ワインだからといって、気取らず、もっとカジュアルに。」
ワイン好きの人、というよりは若い人向けに、居酒屋感覚で食事に来るような感覚で来てほしいと考えている。値段もカジュアルに、そしてワインも楽しめて、お腹も満たされる、そんな店づくりを目指している。
グラスワインは常時15~20種類以上あり、価格は400円からと、気軽に色々な品種を飲み比べる事ができる。甲州、シャルドネはもちろん、あじろん、ツヴァイゲルトレーベなど品種や地域も幅広く、北は北海道から南は九州大分のものまで、味わえる。
そもそも日本にいながら日本ワインのイメージはどのようなものだったか。甘い、深みがない、テロワールはフランスには勝てない、などの印象を持っていた方は、ここワインバー「JIP」が、そのイメージを払拭させてくれる。自分の好みにあった極上のワインにきっと出会えるはずだ。
シェフは和食出身、その後フレンチ立ち飲みワインバーにいた経験があり、ワインに合わせて気の利いた料理が頂ける。そして、ワイナリーからの紹介で安曇野から毎日直送される新鮮な高原野菜を使った野菜料理も人気だ。日本ワインに合わせ、メニューには白ワインを入れて調理した「肉じゃが」(700円)などの和食も並んでいる。その他、「田舎風パテ」(950円)、「ラタトゥイユ」(700円)などもワインにあう一品料理として人気だ。また、「肉みそパスタ」(1000円)には、長野県産のアタックの強めな複雑味のあるメルローとのマリアージュが楽しめる。
今後ますます高まっていくであろう日本ワインの認知度と共に、「まずは、この店を安定させることが次へも繋がる」と話す「JIP」の今後の展開にも目が離せない。
店舗データ
店名 | Jip WINEBAR & WINESHOP |
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住所 | 東京都新宿区新宿2-7-1 |
アクセス | 地下鉄 新宿三丁目駅、新宿御苑駅より徒歩5分 |
電話 | 03-6380-1178 |
営業時間 | 17:00~23:00 |
定休日 | 日・祝 |
坪数客数 | 14坪・35席 |
客単価 | 3500円 |
関連リンク | Jip WINEBAR & WINESHOP |