広島で人気のお好み焼き屋を経営するジェイコーポレーション(東広島市、代表取締役:山田伸二氏)は、まかないから生まれた人気の鉄板フード“元祖広島お好みロール”の専門店art下北沢店を下北沢一番街に12月10日オープンした。
“広島お好みロール”は、お好み焼きとは異なり小麦粉は使用しておらず、特製スパイスで炒めた焼きそばを5種類の具材を使いくるりとロール状に巻いたもので、ボリュームたっぷりの鉄板ファーストフードだ。
元々は同店の鉄板職人がまかないとして考案したものだが、次第にスタッフの友人などから“食べてみたい”と裏メニュー化されて評判となり、グランドメニュー化となった。誕生したのは約8年前だが、ここ数年で定番のお好み焼きと人気を二分する看板メニューに成長。“一度食べるとくせになる”、“ヤミツキになる味”とリピーターが増え、広島の本店ではほぼ毎日食べにくる常連客もいるという。昨年の夏には「お台場合衆国」に初出展し、45日間の開催期間中も連日行列を作り、TV番組の「お台場合衆国2009うまいもんランキング」で数ある店舗の中から5位にランクインしたほか、地元東広島市で毎年秋に開催される「酒まつり」でも行列をつくり、1日で2,000本を売るなどの人気ぶりだ。
「お好みロール」はレギュラーサイズが650円で、イートインとテイクアウトが選べる。広島の本店ではお好み焼きや鉄板焼きなど120種類のメニューがあるが、下北沢店ではお好みロール専門店として、まずは看板商品一本に絞り勝負する。ドリンクはジュースやコーヒーなどのほか、生ビールとハイボール、ノンアルコールのビール、ハイボールテイストも提供し、それぞれ100~150円お得になるバリューセットも設定。また、ツィッター「art_shimokita」も開設し、不定期でフォロワ―に特典を付けるサービスも行うという。
店名「art〈アルテ〉」の由来は、“食とアートの融合”という同店のコンセプトからきており、食だけでなく目も楽しんで欲しいと、店内には本店同様、広島出身の多方面で活躍するアートクリエイタ―・永井一明氏の絵画を多数展示する。
お好みロールは、子供からお年寄りまで幅広い層にファンを持つが、メインターゲットはやはり10代の学生から20~30代の若年層。今後は年1店舗のペースを目標に、渋谷や吉祥寺など、若者で賑わう繁華街に出店していきたい考えという。
店舗データ
店名 | art〈アルテ〉下北沢店 |
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住所 | 東京都世田谷区北沢2−32−4 |
アクセス | 小田急・京王線 下北沢北口より徒歩2分 |
電話 | 03-6407-8863 |
営業時間 | 11:00~23:00(L.O.22:45) |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 18坪・25席 |
運営会社 | 株式会社ジェイコーポレーション |
関連リンク | アルテ |