ワインのネットショップ「ワインショップソムリエ」を経営し、イベントの企画運営なども行なうトゥエンティーワン コミュニティ(東京都港区六本木、代表取締役・守川敏氏)は、9月28日、六本木の自社ビル1階部分に、ワインショップとレストランを併設した「ぶどう酒食堂 さくら」をオープンする。
場所は六本木駅からすぐの路地裏で、約100坪のガラス張りの空間が広がる。レストランスペースは70坪で、店内は雰囲気の異なる3つの空間から構成されている。まず中央は、オープンキッチンのシェフズテーブルが中心となり、続く右のコーナーはドリンクカウンターを囲むスタンディングスペースに。桜をデザインしたカウンターは、夜は桜色へと変化する趣向になっている。その奥には、横長のコミュニケーションテーブルとソファの完全個室が用意され、イベントにも最適だ。
料理を担当するのは、海外修業や国内のグランメゾンなどで腕を磨いてきたフレンチ、イタリアンの職人たち。ジャンルにとらわれず、骨太なビストロ料理から、パスタ(800円)やピッツァ(980円~)、タパス(300~500円)やピンチョス(300円)などの手軽なおつまみまで、ワインに合う料理を提供。とりわけピザ釜は、世界的にも有名なイタリアのレンガ釜職人・ジャンニ・アクント氏に特注したオリジナル釜だ。また、漁師の息子である当店キッチンスタッフの立川氏の実家から、毎日届く新鮮な魚を使った“宇和島卓丸より届いた鮮魚をオススメの調理法”(980円~)は日替わりでメニューが変わり、常連客には楽しみのひとつとなるだろう。
ワインは、ワイナリーに常備する2,500円からのコストパフォーマンスの高いワインをラインナップ。併設されたショップから好みのワインを選んで持ち込むことも可能だ。さらに、ラ・マルゾッコ社のエスプレッソマシンを導入し、カフェの時間帯も営業する。バリスタが手掛けるエスプレッソやラテアートなど、カフェタイムには、本格的な味が堪能できる。
一方、1階から地下へ続くワインセラーは、天井高が5メートルもあり、約600種のワインがストックされている。セレクションは自社輸入ワインや超高級ワインまで幅広く、なかには1945年からのシャトー・ムートン・ロートシルトのコレクションなども展示され、ワイン通には心躍る空間となっている。対面販売ならではの接客にもこだわり、ホールやショップには10人以上のソムリエが常駐し、ワインショップ発ならではの手厚いサービスで、ワイン通も初心者も楽しめる心地よい空間づくりをめざす。
「ワインの買い付けで世界各国を巡るなかで、スタッフ間で『各地で出会ったおいしい料理を紹介したい』という願いが強くなり、今回出店に至りました。『食堂』と名付けたように、日常的に気軽に利用していただける店がコンセプト。ワイナリーまで直接足を運んで選んだ生産者の思いがこもったワインと共に、日常のシンプルだけど、こだわりのある食事を提案していきたいです」と守川氏。ワイン通も多い六本木という立地で、価値が分かる大人のお客の支持を集めそうだ。
店舗データ
店名 | ぶどう酒食堂 さくら |
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住所 | 東京都港区六本木6-1-12 21六本木ビル1F |
アクセス | 地下鉄 六本木駅3番出口より徒歩0分 |
電話 | 03-5786-3939 |
営業時間 | 火~土11:30~翌5:00、月・日・祝11:30~23:30 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | ショップ30坪/レストラン70坪・100席 |
客単価 | 昼1000~1500円、夜3000円~ |
運営会社 | 株式会社トゥエンティーワン コミュニティ |
関連リンク | トゥエンティーワン コミュニティ |
関連リンク | ぶどう酒食堂 さくら |