国際空港化が進む羽田、東京国際空港に10月21日、新たに国際線旅客ターミナルが増設される。テーマは「Made in JAPAN~羽田Only One」。“おもてなし”の日本的サービスポリシーで、国内外の利用客の旅のサポートを始め、エンターテインメントでも存分に楽しませるコンセプトだ。 1階~5階までの施設の中でも注目なのは、飲食20店舗、物販22店舗が入る4・5階の商業集積エリア「 E・DO MARKET PLACE (E.M.P.):イー・ドゥー・マーケットプレイス」だ。このエリアは、単なる商業空間ではなく、1つの街を作り上げるイメージで、空港利用客を楽しませるコンセプトになっている。 4階「江戸小路」では、ダイナミックに広がる筋雲をイメージした大屋根の下に、開放的な「空の庭園」と「江戸小路」という「空」と「和」をテーマにした空間が展開され、昔の江戸の町並みを本格的に再現する。店舗を利用しなくても、散策するだけで日本の伝統や文化が体感できるコンセプトになっている。そして、選りすぐりの名店が軒を連ね、買い物や食事などさまざまな趣向の「おもてなし」を提供する。主な店舗としては、「麺匠の心つくし つるとんたん」ケー・エキスプレス、すきやきの名店人形町今半の「たか福」、東京赤坂でイタリア・ナポリの王道を守り続けてきた、TIOによる「ピッツェリア エッセ・ドゥエ」、本格的なフランス料理を気軽に食することを提唱する「Ciel et Terre(シエル・エ・テール)」、ファインフードシステムズ(運営:東京エアポートレストラン)による「PORT-SIDE KITCHEN byグリル満天星麻布十番、恵比寿に本店を構える和牛焼肉 「チャンピオン」ピューターズ、ラーメン激戦区環七通りの行列店「せたが屋」。また、「江戸前横町」と銘打ったエリアでは、廻転寿司、おでん、蕎麦・焼き鳥、居酒屋が軒を連ね、屋台感覚で飲食を楽しむことができ、海外からのゲストにも人気のエリアとなりそうだ。 5階「TOKYO POP TOWN」は、現代から未来の東京・日本の文化の発信拠点がテーマ。ここで何といっても注目なのは、空港初のプラネタリウム・カフェ「Planetarium Starry Café」だ。ここでは、4千万個の星空と、非日常的な臨場感溢れる多彩な映像とともに、食事やお茶が楽しめる。また、フロア内では、今や世界に誇る日本の代表的文化であるアニメやキャラクターショップ、体感型の施設などを展開し、子供から大人まで、そして国籍問わずに楽しめるユナイテッド エンターテイメントゾーンが展開されている。 充実の施設により、空港利用客には「またぜひ行ってみたい!」と思わせる工夫が随所に凝らされ、また、オープン後は、空港利用客のみならず、新たな東京のデートスポットとしても話題を呼びそうだ。
店舗データ
店名 | 東京国際空港ターミナル |
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運営会社 | 東京国際空港ターミナル株式会社(TIAT) |
関連リンク | 東京国際空港ターミナル |