芝浦直送の新鮮ホルモンをリーズナブルに提供するホルモン居酒屋「芝浦食肉」や、築地で400年続く中卸直送の海鮮居酒屋「十七代目紀ノ重」など14業態70店舗の飲食店を経営するエー・ピーカンパニー(東京都港区、代表取締役:米山久氏)は、宮崎日南郷土料理で人気を博している「塚田農場」を東京・大森駅前の8月3日を皮切りに、8月12日には渋谷、9月15日には町田と立て続けにオープンする。 同社は、宮崎県の厳しい生産者基準を通過しなければ出荷できない幻の地鶏とも言える貴重な“みやざき地頭鶏(じとっこ)” の品質の高さに代表の米山氏が惚れこみ、何とか全国にこの味を広めたいという思いから地頭鶏のふるさとである宮崎県日南市において自社養鶏場「塚田農場」の開設からスタートした。中間マージンをカットすることで、新鮮な地鶏を養鶏場の名前に由来する居酒屋「塚田農場」各店舗にリーズナブルに供給することに成功。今回の3店舗のオープンにより「塚田農場」は計15店舗となる。同店のコンセプトは、“ひむか(宮崎)のうめっちゃを味わう喰いもんや”をキャッチフレーズに、昔ながらの農家をイメージした温かみのある空間の中で、宮崎日南の地で獲れた新鮮素材を自慢の郷土料理として提供する。 年に1度、顧客満足度の高い店舗運営を目指す一環として行なわれるメニューのブラッシュアップも同時期に行なわれ、8月1日より全店のグランドメニューが刷新された。地頭鶏を隅から隅まで存分に味わっていただきたいという思いから、さまざまな部位を美味しくいただけるメニューを考案。定番で人気のある「じとっこ炭火焼」(1280円~)などはそのままに、もろみ醤油ダレで漬け揚げした香ばしさ満点の「手羽唐揚げ」(2本580円)、ワインや焼酎に合う「レバームースパテ」(680円)、「自家製 生ハム」(800円)などを提供している。地元でも人気のジャンクフード「肉巻おにぎり」(300円~)に関しては、スタンダードに加えオリジナルのバリエーションを6つ(チーズ、柚子胡椒マヨ、韓国海苔、食べるラー油、高菜巻き、明太子)揃えた。また、“地頭鶏のスープでラーメンが食べたい”という顧客からの要望に応える第一弾として、地頭鶏スープをベースにした「つけ麺(醤油)」(880円)も登場。ドリンクも宮崎にこだわり、宮崎の焼酎を30種揃え、世界のワイン100選にも選ばれたという宮崎産尾鈴山ぶどうを使用した「都農ワイン」(ボトル3200円~)もある。日向夏やマンゴーを使った見た目も美しいサワーやハイボールなどの他、宮崎では知らない人はいないというヨーグルト風味の炭酸飲料“愛のスコール”を用いた「愛のスコールサワー」(480円)などといったここでしか飲めないユニークなお酒も用意した。 今回の出店に関して、3店舗の連続オープンには特に意図はないとのこと。「大森への出店に関しては、当社で既に運営している他の居酒屋業態において感触が良かったということや、土日もファミリー層の利用が見込めることが予測できたため、物件があれば『塚田農場』を出店したいと思っていたところに条件のいい物件が出たためオープンの運びとなりました。たくさんの飲食店が手を挙げたため競争率は高くなりましたが、既存の『塚田農場』が好調なことが奏功したようです。渋谷については、既に1店舗を営業しているのですが、予約で埋まってしまうことも多く、お客様をご案内できない状況が続いていたため、そうしたお客様を少なくする役割の一端を担うことになるかと期待しています。町田に関しては今までで一番の大箱となるため、ポテンシャルの高いものを提案しながら街に受け入れられるよう試行錯誤しながら営業していきたいと考えています」と販促企画部・主任の岡田英樹氏。 一昨年から新卒採用を開始し、人材育成に尽力しているという同社。スタッフが確実に育ってきているため、いつでも出店できる体制が整い、物件次第でいつでも対応が可能となっている。今後は新橋や浜松町といったビジネス立地はもちろんのこと、浦和や横浜といった大手チェーン以外の出店の少ないエリアでチャレンジができたら面白いのではないかと意欲を見せた。
店舗データ
店名 | 塚田農場 大森店 |
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住所 | 東京都品川区南大井6-17-14 曽根ビル2階 |
アクセス | JR大森駅北口より徒歩0分 |
電話 | 03-5767-6044 |
営業時間 | 17:00~24:00(L.O.23:00) 金・土・祝前日 17:00~翌1:00(L.O.24:00) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 41坪、90席 |
客単価 | 3800円 |
運営会社 | 株式会社APカンパニー |
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