東京レストランツ(本社:東京都中央区、代表取締役:前田英仁氏)は4月28日、1894年創業の本場スペインのチュロス専門店「Chocolateria San Gines(チョコラテリア サンヒネス)」を渋谷の宇田川町エリアにオープンする。 今回の出店は、昨年オープンしたららぽーと新三郷店に続き、日本2店舗目となり、東京に初出店を遂げることとなる。 「Chocolateria San Gines」は、スペインに数ある店の中で、マドリッド市内随一の老舗として有名なチョコラテリア。その人気は国内外を問わず、日本で出版されている旅行ガイドブックにも、必ずと言っていいほど登場している。これまで、「Chocolateria San Gines」のチュロスは、スペイン本店の1店舗だけで、100年以上守られてきた、門外不出の味。それが、この程東京渋谷への進出が実現した。 本場では、スペインの揚げ菓子「チュロス」を、チョコラーテにつけて、朝食やデザート・お酒の後などに食べるのが、一般的。こうして、スペインの人々の日常生活に根ざした国民食を、日本でも一つの食文化として根付かせることが狙い。 「Chocolateria San Gines」は、代表の前田氏が、2007年秋頃にスペインを旅している際、出会った業態。その美味しさに感動した前田氏は、オーナーに会うため、3度もマドリッドを訪れたという。しかし、誰がオーナーかも分からず、会えずじまいに終わっていた。そこで帰国後、日本のスペイン大使館を経由して問合せをおこない、ようやく突き止めることが出来た。こうして、ようやく4度目のスペインへの訪問で、オーナーとの面談が実現し、2009年5月にライセンス契約に至った。前田氏の情熱があったからこそ、成しえた功績といえる。 そして、2009年9月、ららぽーと新三郷に日本第一号店を出店。あえて郊外のショッピングセンターにオープンしたのは、「本場スペインのチュロスを、レアな物として遠方から食べに来てもらうというより、人々の日常に根差した場所で、文化として定着させて行きたい」との、前田氏の想いがあったからだ。 ターゲットは、当初新しい物好きの感度の高い年齢層を想定していたが、ららぽーと新三郷に出店したことによって、子供連れのお母さんが多いことが分かり、幅広い年代に受け入れられる商品だという自負が芽生えたという。 お勧めのメニューは、5本セットになったチュロスをホットチョコレートにディップするチュロスセット(640円~)や、天然由来の果実を煮詰めて凝縮させたフレーバーをチョコレートドリンクに合わせたチョコラーテ(380円~)。チュロスは、ひまわり油で揚げているため、後味がサラッとしている。今後は、テイクアウト向きの経時劣化に強い「焼きチュロス」も考案中とのことだ。 今回の店舗は、東京レストランツが展開する、乳製品を扱う「しあわせ牧場」と、2業態併設しての出店となる。こちらでは、前田氏が個人で所有している岩手県宮古市の牧場で、輸入飼料や配合飼料を一切使わず育てた牛の牛乳を使った、自社生産のソフトクリーム(300円)や、牛乳(720ml・720円)の食物販もおこなう。 こうして、クレープやアイスクリームなど、食物販が盛んな渋谷のこのエリアにおいて、また一つ楽しみなスイーツスポットがお目見えすることとなる。
店舗データ
店名 | Chocolateria San Gines |
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住所 | 東京都渋谷区宇田川町13-16 国際ビルA館1F |
アクセス | JR渋谷駅徒歩6分 |
電話 | 03-5458-3030 |
営業時間 | 11:00~23:00(今後変更の可能性あり) |
定休日 | 原則なし |
坪数客数 | 約30坪、スタンディングイートインコーナー50名程 |
客単価 | 650円 |
運営会社 | 株式会社東京レストランツ |
関連リンク | 東京レストランツ |
関連リンク | Chocolateria San Gines |