“ロードショープロジェクト”と銘打ち、飲食業界のクリエーターと組んでヒット業態創りを推進する東京レストランツファクトリー(港区六本木、代表取締役・渡邉仁氏)は、3月8日、ロードショープロジェクト決定版である三船の第2号店「ご馳走居酒屋 三船」を、人形町にオープンした。母体である「料理屋 三船」は、「ニッポンの男たちよ、もっとがんばれ」と、質実剛健な日本男子のよさを伝えたい――そんな発想から生まれたユニークな和食店。日本を代表する俳優、三船敏郎氏の世界観を表現した店で、監督は中村悌二氏(カゲン)、総合美術に際コーポレーション、監修に三船プロダクション、総合企画・運営を東京レストランツファクトリーが行なった。ライセンス販売を見込んで展開を図ったところ、オープン以降、数十社より打診があったが、空間、料理、サービスと“本格的”な「三船」モデルは参入壁が高く、よりスリム化した業態をということで、今回のオープンに至った。2号店とはいえ、業態のスリム化に伴い、内装からメニューまで、中村悌二氏(株式会社カゲン)、総合美術は際コーポレーションと、改め、スタッフが勢揃いでアレンジ。居抜きの店舗を活かし、費用も手間も最小限に、演出ベースで店作りを行なった。料理は、昼は“料理屋三船の豪快ランチ”、豚カツの一本勝負。「こだわり豚カツ定食」800円、「王道のカツ丼」800円など、ボリュームたっぷりで提供する。一方、夜はカツ以外の豚が中心。秘伝のタレにつけ焼き上げた「やみつき豚串焼き」1串220円、さくさくジューシーな「やみつき豚串カツ」1串250円ほか、豚しゃぶやもつ鍋など、本店で大人気の品も、しっかりとメニューインし、完成した飲食店モデルながら、投資リスクを限りなく低く、居抜き専門の業態変更用としてライセンス販売。経営難で悩む飲食店の再活性を支援する。また、2010年は、三船敏郎氏の生誕90周年とともに、世界的な映画監督、黒澤明氏の生誕100周年という節目の年。国内外を上げて熱い注目を集める最中での出店である。芸能の街、人形町という業態にぴったりの好立地に店を構え、集客も期待できる。六本木の本店に比べて、価格はぐっと抑え客単価3200円前後ながらも、昼の営業も行ない、年中無休で、26坪58席で月商1000万円を見込む。オープンと同時に「ご馳走居酒屋 三船」を全国的にライセンス販売スタート。エリア毎の展開で、一気に拡大を図る。「最終的に、この業態モデルが確立したら、香港、そしてゆくゆくは中国の富裕層向けに業態モデルをもっていきたいと考えています」とは、同社代表取締役・渡邉氏。同社では、既に、もつ鍋が好評の「神屋流 博多道場」が香港出店し、好調な数字を上げている。「ご馳走居酒屋 三船」では、そのさらに先“海外でのライセンス展開”の意欲も見せる。今後の展開から目が離せない。
店舗データ
店名 | ご馳走居酒屋 三船 |
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住所 | 中央区日本橋人形町1-18-2 1F |
アクセス | 地下鉄日比谷線人形町駅 徒歩3分 |
電話 | 03-6661-9449 |
営業時間 | 11:30〜14:30、17:00〜23:30 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 26坪58席 |
客単価 | 3,200円 |
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