“アウトレットワイン”を看板に、渋谷・恵比寿・神楽坂に店舗を広げる「ワヰン酒場」。そのライセンス展開をスタートしたドリームシェア(代表・金成樹氏、東京都新宿区)が、アンテナ店というべき一号店「人形町ワヰン酒場」を2月1日オープンした。 アウトレットワインとは、品質には全く問題がないものの、ラベルのキズなどで在庫を余儀なくされた“ワケありワイン”。「ワヰン酒場」は、その販売ルートを取得したスタジオナガレ(東京都渋谷区、代表・横井貴広氏)が開発した業態だ。銘柄ワインなどを超破格値で提供し、渋谷、恵比寿に直営店、神楽坂にライセンス店を展開するに至っている。 新たなライセンス提携に乗り出したのが、FC開発を専門に手掛けるドリームシェアだ。今回オープンする「人形町ワヰン酒場」は、下町情緒漂う人形町の大通りを一筋入った、元イタリア料理店の居抜き物件。立地選択について金氏は、「個人オーナーによる展開を前提としているため、これまで『ワヰン酒場』が出店してきた一等立地以外での成功モデルを輩出していくのが狙いです」と話す。 そこでフードコンテンツに注力。同店では、“オイスター&シュリンプ”を看板に据える。広島の日本かきセンターから直送される全国の牡蠣を、素焼き、ガーリックバター焼き、白ワイン蒸しなど様々な調理法で提供(3種盛り680円~)するほか、海老も多種類をラインナップ。一押しメニューの「酔っ払い海老」(2尾460円~)は、写真のように客席で活け海老にカルバドスを注ぎ、ピチピチと跳ねる様子を視覚で楽しんでもらった後、ボイル、グリルなど好みの調理法で提供する趣向だ。その他、壷漬けなど「ワヰン酒場」の名物メニューも並べる。 ワインはグラス380円~、ボトル2400円~。ディナーの客単価は、料理をより本格化するぶん、これまでの「ワヰン酒場」よりやや高い3000円を見込んでいる。ランチも2月中旬からスタート予定だ。同社では、今後も立地条件に合わせて特化した看板食材を据え、集客のマグネットとしていく計画。ライセンス展開を積極化すると同時に、自社運営による店舗展開も引き続き視野に入れていく意向だ。
店舗データ
店名 | 人形町ワヰン酒場 |
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住所 | 東京都中央区日本橋堀留町1-6-14 NAビル1F |
アクセス | 東京メトロ人形町駅から3分 |
電話 | 03-6206-2956 |
営業時間 | 11:30~14 :30、17:00~23:30 |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 17坪40席 |
客単価 | ディナー3000円 |
運営会社 | 株式会社ドリームシェア |