六本木にある季節野菜と宮崎地鶏の店「神楽」から、11月1日より今冬の新メニューとして2種類の鍋料理が登場した。一つは、同店の看板食材である「みやざき地頭鶏(じとっこ)」のつくね鍋、そしてもう一つは、江戸時代から愛されていた東京の「鴨鍋」をアレンジした「東京鴨鍋」だ。 「地頭鶏のつくね鍋」(1人前1,880円)は、まる2日かけて仕込むコクと旨みたっぷりの地頭鶏のスープがベース。藻塩やデポラの塩など4種類の塩をブレンドし、地頭鶏のもつ本来の旨みを引き立てた「塩」、麦味噌・八丁味噌・西京味噌の3種類をブレンドした秘伝の玉味噌を加えた「味噌」、ホールトマトやニンニクなどをコトコト煮込んだ「トマト」の3種類から選べ、「トマト」には、2~3ヶ月熟成させた自家製香味オイルを加えて、味の変化を楽しめる趣向も凝らした。一方、「東京かも鍋」(1人前2,500円)は、オリジナルの“鴨しゃぶ”スタイルで提供。鍋の地は、かつおと昆布でていねいにとっただしに、宮崎の甘口醤油を使ったかえしを加えたすっきり東京流。そこに、柔らかい胸肉のみを薄くそぎ切りにした鴨肉をさっとくぐらせて食べてもらう。脂ののった鴨肉のこってり感を和らげ、よりおいしく食べられる仕立てだ。鍋のしめは、鴨の旨みを残さず味わえる雑炊がオススメ。鴨と相性のいい、すっきり辛口の日本酒も厳選してご用意している。 場所は、ミッドタウンの目の前。入口を一歩入ると、喧騒を忘れさせる静謐な空間が広がる。中国の古いレンガ壁に囲まれた店内には凛とした石のカウンター席が並び、奥にはくつろぎのテーブル席。しっぽり飲みたい大人の夜にぴったりな情緒溢れる店だ。料理は、産直の季節野菜と宮崎地鶏「みやざき地頭鶏」をメインにした、おいしくて身体にやさしい和食がコンセプト。串焼きや炭火焼きをはじめ、冷や汁やチキン南蛮といった宮崎名物も提供。調味料にもこだわり、和食の調理人が手間暇かけて仕込む本物の味わいを提供している。 こくのある地頭鶏の鶏ガラスープと、キリッとした江戸前のだし。タイプの異なる2種類の味わいを、静かに飲みたい夜にぜひ堪能したい。
店舗データ
店名 | 宮崎地鶏 旬彩 神楽 |
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住所 | 東京都港区六本木7-12-2 森野ビル1階 |
アクセス | 東京メトロ・都営大江戸線六本木駅より徒歩2分 |
電話 | 03-5411-3305 |
営業時間 | ランチ 月~金 11:30~14:30 ディナー 18:00~翌3:00 (翌2:30LO) |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 15坪・25席 |
客単価 | 4,500~5,000円 |
関連リンク | 宮崎地鶏 旬彩 神楽 |