2月の「炉とマタギ」(八丁堀)、5月20日オープンの「鉄火炉火」(神保町)など“遊び心溢れる店づくり”で注目を集めるスパイスワークス(千代田区三崎町、代表・下遠野亘氏)は、ありとあらゆる肉屋を結集させた“肉の殿堂・肉の全て”をコンセプトとする「神田ミートセンター」を鍛冶町に5月27日オープンする。今回の企画は「恵比寿横丁」や「赤坂小路」など横丁ブームと魚介系居酒屋の仕掛け人である浜倉好宣氏がトータルプロデュースを担当、企画運営にはバンブークリエイティブソリューションズが加わる。
「神田ミートセンター」は、昔はどこの商店街にも必ずあった肉屋の風情を醸し出す肉の総合商店。仕入先でもあるお肉屋さんからの声を元に、街のお肉屋さんを再活性化させる“再生プロジェクト”としての意味も持っている。民家等の解体で出た古材を集めて使うなど本物の古さを演出し、昭和レトロの雰囲気を創り込む。
店頭には2台のガチャガチャや、オリジナルキャラクター“にん肉マン”の顔出し写真パネルを設置。全館にはオリジナルソング“ミートセンターの歌(仮称)”を常時流し、時には「ただ今コロッケが揚げたてです。」のようなアナウンスも流す予定で、活気や賑わい感を演出する。
1階は、コロッケやチャーシューなどをテイクアウトでも販売する牛焼とホルモンの「肉のクボタ」(スパイスワークス)、肉をタネにしたカウンターのみ3坪の「串揚しんちゃん」(奈良海人)、青山高原鶏を刺しで提供する「近畿食鶏」(近畿食鶏)、浜倉好宣氏の焼鳥と丸焼の「鳥○」、馬肉一頭買い「闇焼 馬喰ろう」(NTCデリバ)の5店舗、2階は金串・網焼き「グリグリグリル」(オーバークラウド)と唯一魚系の鉄板焼「たことうみ」(ヒューマンワークス)の個性溢れる計7店舗が集合。この顔ぶれは、スパイスワークス社がこれまで既存店で仕入れで付き合いのあった肉屋等が一同に会したもの。
想定客単価は、2,000円から3,500円までで、全体平均では2,500円と週通いや、ハシゴもできるリーズナブルさ。3坪から16坪、16席から56席までと広さも異なる各店は、ランチや深夜営業する店など、営業スタイルも多種多様。また屋上もあり、肉料理に合う野菜を育てる屋上畑になる。
神田は、若者や一見さんには入りにくい年季の入った昭和系居酒屋のメッカ。昨年夏にオープンし大人気の「恵比寿横丁」や、今月10日のオープン前から話題をさらった「赤坂小路」のような“再生系・新横丁”とは似て非なり、“肉”という素材に特化したまさに“肉の殿堂”は、神田に新風を巻き起こす、注目の新名所として話題をさらいそうだ。
店舗データ
店名 | 肉の殿堂・肉のすべて 「神田ミートセンター」 |
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住所 | 東京都千代田区鍛冶町1-6-7 |
営業時間 | ※各店により異なる |
定休日 | 日曜・祝日 |
坪数客数 | 80坪 総席数約223席 |
関連リンク | 株式会社スパイスワークス |