東京レストランツファクトリー(港区六本木、代表取締役社長・渡邉仁氏)が手掛けるロードショープロジェクトの第5弾として7月7日、神奈川県鎌倉市の鎌倉プリンスホテル別棟に「御曹司きよやす邸 鎌倉プリンスホテル店」がオープンする。6月にオープンしたロードショープロジェクト第4弾の「三船」に続くこの店は、旅館の再生や従業員の育成で多くの実績を残している「女将塾」を監督に立てる。「御曹司きよやす邸」は六本木に続く2店舗目となるが、鎌倉ならではの地域性を生かした独自の展開を狙う。店名の「きよやす」氏とは九州で産業の要を握る家の実在の人物で、幼少の頃から自邸内に食事のための離れがあり、料理人を呼んで家族の食事を楽しんでいたという。そんな優雅さとプライベート感をテーマにした店だが、鎌倉プリンス店はまさに離れの一軒家。長いエントランスを通って中に入れば、一面海に臨む立地で、オーシャンビューならではの開放的な雰囲気が楽しめ、50~60名程度の和装婚にもぴったり。小上がりの個室では掛け軸や生け花などで旅館を思わせる雰囲気を演出する予定。食事は鉄板焼きを中心とした会席コース「鉄板会席(¥7,350~)を中心に高級日本料理。地産地消を目指し、鎌倉で採れた魚や野菜の素材を生かした料理をふるまう。また今回独自に“蕎麦博士”と呼ばれる大学教授と共同開発をした、新名産「鎌倉蕎麦」(ランチコース¥2,500/単品価格未定)も目玉のひとつ。鎌倉・建長寺で誕生したといわれる「けんちん汁」をヒントに、麺に蒟蒻を練り込んであり、野菜などを付け合わせにしたものだ。ランチの松花堂弁当(¥3,800)は瓢箪型のお重に、カフェタイムの「炙りステーキの小枡丼」は枡に盛られるなど、提供のスタイルにも趣向を凝らす。サービス面では、「女将塾」の監督のもと、女性らしい立ち居ふるまいや、結納などに備えた和の文化的知識を身に付けたスタッフが立つ。さらにこの店はテナントとしてではなく、鎌倉プリンスホテル内の一店舗と位置付けられているため、サービスや企画イベントに関してもホテルと連動して行われる。ターゲットは主に、悠々自適のライフスタイルを送る富裕層を中心に、ホテルの宿泊客。またカフェタイムには観光客や、隣り合うゴルフ場の来訪客の利用も見込まれる。週末の夜、東京から少し足を延ばして車を走らせ、海を望むレストランで、地のものをゆったりといただく。そんな利用法が似合う店だ。
店舗データ
店名 | 御曹司きよやす邸 鎌倉プリンスホテル店 |
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住所 | 神奈川県鎌倉市七里ガ浜東1-2-18 鎌倉プリンスホテル内 別棟 |
アクセス | 江ノ電七里ガ浜駅より徒歩8分 |
電話 | 0467-81-4175 |
営業時間 | ランチ11:00-14:00 カフェ14:00-17:00 ディナー17:00-21:00L.O.(22:00 CLOSE) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 75坪 カウンター12席、テーブル48席、小上がり個室10席×2室 |
客単価 | ランチ¥3,300 カフェ¥1,500 ディナー¥8,000 |
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