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全国から6つの人気酒場が集結!「+hacchi(プラス ハッチ)」が、沖縄・那覇の街を面白くする


同じ志と強い店舗力を持つオーナーが集結。地元の人に向けて「沖縄色」はあえて打ち出さない

鉢嶺氏の思いに共感した小嶋氏はリーシングを引き受ける。「地元の人が落ち着いて飲める場所を作り、那覇の酒場文化を底上げする」をミッションに魅力あるテナントを集めるために奔走した。「当初は私の古巣、楽コーポレーション出身の仲間達で固めようかとも考えましたが、業態が似通ってしまう可能性もあったのでより広く仲間に声を掛けました。とはいえ誰でも良いわけではなく、条件を決めました」。その条件は3つ。「しっかりとしたコンセプトがある店づくりを行っていること」、「沖縄に夢を持っていること」、「3店舗以上を展開し、店舗運営のノウハウを持っていること」だ。こうして集まったのが同じ志と強い店舗力を持つオーナー達。一般に募集はせず、すべて小嶋氏自身のつながりから声をかけた。

各店、コンセプトに強く沖縄色は打ち出していない。少々は地元食材を使った料理などをラインナップしつつも、「タチアタルⅡ」「焼鳥 髙しな 那覇」「那覇ちょーちょ」「酒呑気まるこ那覇」はほぼ既存業態の持ち込みであり、「AMIGO TAMAKI」はメキシカンの新業態。「成吉思男」に至っては沖縄に馴染みのないジンギスカンで勝負している。「ターゲットは観光客ではなくあくまで地元の人。地元の人の日常使いを想定しているので、“沖縄らしいもの”より、“沖縄にないもの”を出した方が喜ばれる。自分達が自分達の街でやっている業態、もしくは沖縄にない新しい業態をやってほしいとお願いしました」と小嶋氏。

オープンに合わせてあえて大きな告知を打っていないのも観光客ばかりになることを防ぐため。最初はスロースタートでも口コミを中心にした地域密着営業を目指す。「どこも繁盛店を手掛けるオーナーばかりなので、他店舗と比べると今の『+hacchi』の店の売上はだいぶ落ち着いたものですね(笑)。しかし焦りはありません。時間をかけてじわじわと地元に根付かせる計画です。来春くらいに芽が出れば」と小嶋氏。

各店、スタッフの接客力の高さも「+hacchi」の特徴。力あるテナントが集まったからこそ。自然と会話も盛り上がるが、あくまで“大人の落ち着ける酒場”としてナンパは禁止

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