VIVO PRODUCTION TOKYO(東京都中野区、代表取締役 鈴木健太郎氏)が各駅に1店舗の出店を目指しFC展開に切り変えたバル「vivo daily stand」。同店のFC展開3店舗目「vivo daily stand神田店」をキラクカン(東京都渋谷区、代表取締役 橋本拓弥氏)が神田駅南口から徒歩1分の場所に11月24日オープンさせた。大衆酒場など飲食店が軒を連ね、サラリーマンが憩う、神田駅南口。JR線の高架橋沿いの通りに出店した。軒先に赤ちょうちんを下げ、元八百屋時代の看板をそのままに残し、まるで大衆酒場といった雰囲気が印象的な2階建ての1軒屋だ。ファサードの透明なビニールカーテン越しから望むバル空間とのミスマッチ感が個性的で、新鮮なインパクトを醸している。
FC出店を決めた橋本氏は、カラオケバー「BAR・ウルトラベイビィ〜」をはじめ、3店舗を展開している飲食業オーナーであるが、実は『ウルトラベイビィ〜』というコンビ名を持ち活動をしている、現役芸人でもあるのだ。子供の頃からの夢を実現させて芸人としての道を行く一方で、飲食業界での起業を目指し2012年に独立したという。今までの業態と異なる、フレンチバルスタイルの出店を新たに考えている中で、「vivo daily stand」のFC事業化を知り、出店を決めたのだ。小規模のスペースでいながら、セントラルキッチンからデリバリーされる本格派のフレンチ惣菜を手軽に温めるだけで、リーズナブルに提供できるシステムが何よりも魅力という。個性的な同店は橋本氏自らが探した物件となるが、さらにいい物件との出会いがあれば、さらにvivoブランドの出店も視野に捉えているという。
料理は、中野のセントラルキッチンでVIVO PRODUCTION TOKYOの役員であり総シェフの花本朗氏が作る本格フランスの家庭料理や郷土料理をベースにしたオリジナルの小皿惣菜、デリ。「サーモンとほうれん草のキッシュ」、「牛ひき肉とジャガイモのオーブン焼き」、「ロシアンポテトサラダ」、「クロックムッシュ」、「サーモンのリエット」、「パルマ産生ハム」などがオール400円。さらには「ミモレット」、「自家製プリン」といったチーズ、デザートまでもが揃う。
ドリンクは、月替わりの「グラスワイン」(赤白各5種類/500円〜600円)、「スパークリング」(2種類/500円・600円)がおすすめだ。もちろん、ソムリエ厳選の「ボトルワイン」(3000円〜)もしっかりと揃えている。そのほかに6種類、オール500円の「シェリー」に、「スピリッツ」など充実したアルコールのほか、「ノンアルコール」、いつでも飲むことのできる「コーヒー」もライナップされている。「ドリンク2杯+デリ1種類」、もしくは「ドリンク1杯+デリ2種類」で950円の人気のレディースセットも含め、全店同様、変わらないvivo流スタイルが楽しめる。
デリやワインを並べたガラス張りの冷蔵庫を一体化した機能的で臨場感のあるバーカウンターのみの1階は、わずか5席のほかはスタンディングのまさにカジュアルなバル空間。一方、2階はテーブルを置いた全着席スタイルで、グループ利用やゆっくりとワインを楽しめる環境で、神田店としての個性を作っている。
VIVO PRODUCTION TOKYOの代表 鈴木氏は、2016年の今年から600店舗を目指し、FC事業の本格稼働のため、セントラルキッチンを移転、拡大と、本部機能強化を行っていくという。昨年の6月末、茅場町店に続き、四ツ谷店、そして神田店とFC店舗を出店したが、店長の個性が反映する直営店同様に、それぞれにオーナーのスタンスを上手く捉えた展開が興味深い。今年、既にオープン予定もあり、着実に進めているようだ。
店舗データ
店名 | vivo daily stand神田店 |
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住所 | 東京都千代田区鍛冶町1-3-2石井ビル |
アクセス | JR神田駅より徒歩1分 |
電話 | 03-5207-2380 |
営業時間 | 17:00〜26:00 |
定休日 | 日・祝 |
坪数客数 | 10坪(1、2階併せ)/1階5席とスタンディング10人、2階16席 |
客単価 | 2000円 |
運営会社 | 株式会社キラクカン |
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