東京のオアシスリゾート、天空レストラン「青山ラピュタガーデン」は、2012年12月、「ユニマット青山ビル」の再開発に向けて閉店した。しかし、顧客からの復活要望、映画・テレビのロケ要望としても問合せが多く、2014年7月24日、一足先に「THIRTY SIX California Cuisine & Bar(サーティシックス カルフォルニアキュイジーヌ&バー)」としてリニューアルオープンをする。運営はユニマットキャラバン。レストランは、1階の専用エレベータで9階まで直通で上がる。扉が開くと、地上34mのテラスからは東京が一望できる贅沢なロケーションだ。
コンセプトについて、執行役員の酒井氏は「強みであるビル屋上のロケーションを最大限に生かし、都市で楽しめるリゾートをテーマとした。夜景を眺められる屋外プールのあるテラスを中心に、バー、レストランを配置。ラグジュアリーで非日常的な空間演出を目指した」、「運営面では東京国際化に向けて、総支配人には世界での経験があり、日本でもトップのホテルやレストランで経験を積んできたフランス人の『Robert Tichit』氏を迎えた」と話す。
料理について総支配人のRobert Tichit氏は「シェフはフレンチ出身。伝統的なイタリアンと、フレンチをベースに日本全国選りすぐりの野菜やフルーツ、新鮮な魚介類、ステーキは契約する三重県の堀坂牧場から自然のなかで飼育された松阪牛を提供するなど、素材にこだわっています」、「加えて、ロケーションに負けない、驚きのあるメニューの見せ方を工夫し、ダイナミックにアレンジしたカリフォルニアキュイジーヌを創作しました」と話す。
ボリュームのあるTボーンステーキは立てて盛りつけ、自然界で例えるならば岩が重なっているよう。「ハーブボイルしたスペアリブのグリル ケイジャンスパイス 夏野菜を添えて」(3,600円)。ロメインレタスを花びらのように盛りつけた「サーティーシックスシーザーサラダ」(1,800円)など、美味しさはもちろんのこと見た目の驚きを重視し、空間のインパクトに負けない記憶に残るメニューとなっている。アルコール類は、料理に合わせたワイン、シャンパンを中心に、バーでは様々な得意分野を持つバーテンダーを起用し、カクテルを充実。シーズンカクテルも提案するという。バーは個室、ソファー席、窓際の2シート、カウンター席、テラスのハイテーブルなど多用な構成となっており。様々な利用動機に合わせることができる。
今後について、酒井氏は「8月にはチャペルも完成予定。ここでしか挙げられないオンリーワンの提案をし、ウエディング需要による収益の安定を図りたい」と話す。未来の東京のあり方をコンセプトに加えた新生「青山ラピュタガーデン」と開発中の「ユニマット青山ビル」に、今後の期待が募る。
店舗データ
店名 | THIRTY SIX California Cuisine & Bar (サーティシックス カルフォルニアキュイジーヌ&バー)" |
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住所 | 東京都港区南青山2-12-14 ユニマット青山ビル9F |
アクセス | 東京メトロ銀座線 外苑前駅 徒歩2分 |
電話 | レストラン 03-6804-3682 / バー 03-6804-3692 |
営業時間 | レストラン17:00~23:00 / バー17:00~26:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | レストラン100席 / バー100席 |
客単価 | レストラン12,000円 / バー4,000円(想定) |
運営会社 | ユニマットキャラバン株式会社 |
関連リンク | THIRTY SIX |