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日本全国の郷土料理と30種の樽生クラフトビール×日本酒を味わう「CRAFT BEER MARKET(クラフトビアマーケット)」4店舗目が3月20日、COREDO室町3にオープン

天井が高く、広い開口で昼間からのビアタイムも気持ちがよい。三越前店のロゴカラーは紫色。日本橋という伝統ある街並になじんでいる
ガラスで仕切られたキッチンに「クラフトビアマーケット」の特徴である太いパイプ
看板メニューの「宮崎県チキン南蛮」は、しば漬けが入ったディップにつけて
洋のメニューに和の要素を加えた「秋田県エビとキノコのしょっつるアヒージョ」
店長の佐藤圭輔氏

(取材=渡辺 未来)


均一価格のクラフトビール専門店「CRAFT BEER MARKET(クラフトビアマーケット)」(ステディワークス、代表:田中徹氏)の三越前店が、日本橋「COREDO室町3」に3月20日オープンした。三越前店は虎ノ門店、神保町店、淡路町店に次いで4店舗目の出店となる。「クラフトビアマーケット」のオープンは2011年。当時、クラフトビールには高級感があり、価格は銘柄によって異なる店が主流だったが、「クラフトビールをもっと手軽に楽しめるように」との思いから、グラス1杯(250ml)480円、パイント780円の均一価格で提供。クラフトビール業界に革命をおこし、クラフトビールの間口を広げ、多くのビールファンを増やしてきた。

三越前店の出店について、「当初、商業施設の出店は積極的ではなかった。表通りよりも裏通り、街に新しいにぎわいを生むような立地を選んでいた」、「しかし、営業担当の熱意と、店舗の区画を見たときに、路地側で店の前は蕎麦屋。ここであれば『クラフトビアマーケット』の世界感を打ち出せると感じ出店を決めた」と当時を振り返る。店づくりについて、「自分は店という箱のベースをつくるまで。あとは、店長に空間、メニュー、サービス、採用など一任する。自分の役目は最大限に店長が活躍できる場をつくること」と話す。佐藤店長は長谷川酒店で経験を積み、神保町店の立ち上げから携わってきた人物。日本酒に精通していることから、コンセプトは「日本全国の郷土料理×樽生クラフトビール×日本酒」とした。

樽生ビールは30種。大手のビール3種に、クラフトビールはピルスナー、ラガー、エール、ホワイトビール、ブラックビール、フルーツビール、IPA、バーレーワインと味のスタイル別に3~5種類そろえることで味の比較はもちろん、料理との相性を楽しむことができる。日本酒は均一580円(100ml)。取材時のラインナップは、「而今(三重)」、「新政 亜麻猫(秋田)」、「花陽淋浴(埼玉)」をはじめ、純米吟醸、特別純米酒、無濾過生原酒など10種をセレクト。その他、果実酒や和カクテルなど和をテーマに構成されている。

料理は全国から和の食材を集め、それをビールに合うよう工夫。看板メニューの「宮崎県チキン南蛮」(980円)は、ビールを使用したフリットで衣はサクサク。ディップにはしば漬けが入っており和の要素を加える。ねぎがたっぷりのせられた「アサリのクラフトビール蒸し」(1000円)、アヒージョをアレンジした、「秋田県エビとキノコのしょっつるアヒージョ」(950円)、いぶりがっこの薫製風味とチーズが合わさった「秋田県 がっこチーズ」(480円)など、和と洋がうまく掛け合わされた料理を味わえる。

今後について、「今秋は地方都市へ出店を予定し、来春には都内に3店舗を予定」、「ビール×音楽を掛け合わせたビアフェスも企画中」と話す。同社の企業理念である「日本のビール文化に貢献する」ヴィジョンは、出店にとどまらず多方面に展開されそうだ。

店舗データ

店名 CRAFT BEER MARKET(クラフトビアマーケット) 三越前店
住所 東京都中央区日本橋室町1-5-5 COREDO室町3 1F

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アクセス 東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」徒歩1分
東西線・銀座戦・都営浅草線「日本橋駅」徒歩5~7分
電話 03-6262-3145
営業時間 月~金
 ランチ 11:00~14:00
 ディナー17:00~23:30
土日祝
 ランチ 11:00~15:00
 カフェ 15:00~17:00
 ディナー17:00~23:30
定休日 年中無休
坪数客数 22坪 45席
客単価 3500円
運営会社 株式会社ステディワークス
関連リンク 三越前店
関連リンク facebook
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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