川崎の繁盛店「イタリア食堂 カルネヴァーレ」を営む縁尽(東京都中野区、代表取締役:三宅修司氏)は、焼鳥や焼トンのひしめき合う、ディープな新橋4丁目エリアに、「新橋寄りイタリアン カルネヴァーレ」を、8月10日にオープンした。
元々新橋を好んでいた代表の三宅氏は、この地でずっと物件を探して来た。そこに、付き合いのある酒類メーカー担当者から、小料理屋さんの退店情報が入ったという。三宅氏は、焼鳥や焼トンの店が軒を連ね、まるで毎日お祭りをやっているかのように賑わうこの雑多なロケーションを気に入り、出店を決意。「毎日テンションを上げて、楽しく仕事が出来る場所だと思ったんです」と三宅氏。
業態は、9割方が和食店であるこの通りにおいて、川崎でのノウハウを活かし、皆でわいわい出来るイタリアンバルをオープンすることを思い立ったという。「他と同じことをやっても埋もれてしまう。真逆を行こうと思いました」と話す(三宅氏)。価格は、いつも新橋で飲食しているお客さんに喜んでもらえるよう、客単価を2,800円とリーズナブルに設定。“安くて気軽に”をテーマに、ワインボトルも4,000円以上は置かないという徹底ぶり。それが功を奏してか、店は連日連夜満卓の盛況ぶりだ。始めは、アルコール主体の2軒目としての需要が多かったが、料理をすすめているうち、1軒目として料理を楽しみに来るお客さんが増えたという。
おすすめの料理は、新鮮な砂肝の食感が好評の「砂肝の粒マスタード和え」(350円)を始め、しし唐にしらすとアンチョビの塩気がアクセントとなっている、麺を入れない「しらすとしし唐のペペロンチーノ」や、川崎からの人気メニューで、半身をオリーブオイルとローズマリーでしっかりマリネして下味を付け、オーブンで外はカリッと中はジューシーに焼き上げた「名物 清流若鶏の半身焼」(980円)などだ。こうして、手頃な名物料理でしっかりインパクトをもたらしている。パスタでは、ごろっとした野菜に生クリームやサルシッチャソーセージ、パルメザンチーズを合わせた「ゴロ野菜とサルシッチャのホワイトソース フィジリ」(850円、パスタなし650円)も人気で、これだけ食べに来るお客様もいるという。ドリンクは、スプマンテ(グラス500円~)や白ワイン(グラス450円~)、赤ワイン(グラス450円~)を中心に展開。ボトルも2,000円~3,900円と、リーズナブル。原産国は、基本イタリアのものを多く取り揃えている。
こうして、「ワインに馴染みのなかった人にでも、1~2杯飲んで頂けるようなきっかけ作りが出来たら。そして、一人でも気軽に来てもらえるような店でありたい」と三宅氏は話す。現状は、ランチからディナーの通し営業で、2人で店舗を回している同店。「日々来たお客さんの反応が、ダイレクトに返ってくるのが楽しい」と苦労を感じさせない。今後は、新橋を始め、サラリーマンの多いエリアに積極的に出店して行きたい考えだ。
「店の雰囲気を作っていくのは、お客様」。その言葉通り、この店は、連日連夜活気に満ち、良い空気感に溢れている。
店舗データ
店名 | 新橋寄りイタリアン カルネヴァーレ |
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住所 | 東京都港区新橋4-18-6 十合ビル1F |
アクセス | JR・地下鉄 新橋駅より徒歩4分 |
電話 | 03-5408-8575 |
営業時間 | ランチ11:30~14:00、ディナー17:00~23:30 |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 9.5坪・25席 |
客単価 | 2,800円 |
運営会社 | 株式会社縁尽 |