会心のロケットスタートから約1年。23坪の店内で、初月から1000万円超の売上を叩きだした小伝馬町のヒット業態「鳥番長」の2号店が、4月1日、上野にオープンする。場所は、JR上野駅から徒歩2分、昭和通り沿いのビルの一階だ。 「鳥番長」は、昨今、人気急上昇中の“鶏料理専門居酒屋”の火付け役となった業態である。元ラムラの韓国業態ブランドマネージャーとして「土古里」「韓豚屋」など、次々とヒットを生みだした敏腕プロデューサー岩田浩氏が、独立後、バイタリティ(東京都中央区、代表取 締役・岩田浩氏)として初めて手掛けた鶏専門居酒屋である。安くて、旨くて、懐かしい…昔ながらの大衆酒場を再現し、メニューは、刺身から、各部位の炭火焼き、丸ごと焼いたり煮たりと“鶏”尽くしのラインナップ。看板は、大型ロースターで焼き上げる旨みたっぷりの「鳥丸やき」。柚子胡椒、塩、タレと、3種の味で食す。炭火焼きは、宅上の七輪で焼きながら楽しむ焼肉スタイルで提供。店の雰囲気や料理の味もさることながら、たらふく食べて、飲んで、3000円前後と、財布に優しい値段設定も人気の理由だ。 また、同店の好売上を支える大きなカギが、料理に対するアルコール売上比率の異常な高さだ。フード対比で60~70%と非常に高い割合を占めている。その秘密は「角ハイボール」だ。店内には全国に数台しかない幻のハイボールタワーが備えられ、高圧炭酸ガスで味わいや香りを引き出したキレのいいハイボールを提供。定番「角ハイボール」357円のほか、コーラやザクロなど女性客から支持が高いフレーバーも豊富に用意しており、キンキンに冷えた超炭酸のハイボールは炭火焼き鳥と相性抜群。ほかにも、ホッピーセット462円や幻の焼酎「赤霧島」500円など、通好みのラインナップが揃う。観光客も多く、昼間でもお酒を飲む人が多い上野店では、14時~18時の間、生ビール380円、ハイボール280円で提供するサービスタイムも設ける。 もう一つ、同店の大きな収益源であり、広告塔も務めるのが、小伝馬町のサラリーマンに絶大な人気を誇るランチ。ジューシーな唐揚げがどっさりのった「から揚げ定食」680円、ねぎ間につくね、ささみわさびが盛り合わさった「名物焼鳥番長丼」1000円、10時間煮込んだ鶏ダシで作る「元祖鳥骨らーめん」780円、「山形名物肉そば」750円など、味、量、価格とも大満足の内容。特に、「から揚げ定食」(ごはんおかわり自由)は、12時前に注文したお客には500円と格安で提供する。客単価は、小伝馬町とほぼ同等の3000円前後。年中無休の昼夜通し営業で、23坪66席、月商1000万円を見込む。 「実は、2店舗目は焼肉業態の予定だったのですが、たまたま、いい物件が見つかったのが上野で、周囲には焼肉屋が多かったため、そこで無理に出すことも・・・ということで「鳥番長」2号店を出店することになったんです。エリアの客層もほぼ小伝馬町と同様なので業態として需要はあると思います」と岩田氏。「2号店を軌道にのせつつ、既に、次なる業態の絵は描けているので、早速取りかかっていきたいと考えています」と、攻めの姿勢を見せる。「鳥番長」の成功で、その実力を改めて業界に示した大物ルーキーの快進撃が始まった!!
店舗データ
店名 | 炭火鳥料理 鳥番長 上野昭和通り店 |
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住所 | 東京都台東区上野6-7-18 メッツビル1F |
アクセス | JR上野駅から徒歩2分 |
電話 | 03-5846-1606 |
営業時間 | 11:30~15:00、15:00~24:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 23坪・66席 |
客単価 | 3,000円 |
運営会社 | 株式会社バイタリティ |
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