エムグラントフードサービス(東京都渋谷区、代表取締役・井戸実氏)は、後輩育成の目的から独立者輩出の事業モデルを掲げ、4月10日に独立者による魚業態「うおき水産」が下北沢にオープンした。同社からは既に5~6名の独立者を輩出しており、独立希望の若手飲食人にとって、夢実現のステップとしても注目を集めている。
元々、築地の仲買いがしたかったという魚好きの須賀氏。「うおき水産」の“き”とは、自身の名“大喜”からとったもの。土地勘のあった下北沢に待望の1号店をオープンしたが、若手経営者として注目を浴びている花光雅丸社長のサブライムの魚業態「ととしぐれ」とは徒歩10秒の距離だ。
「いい素材を適正価格で提供すること」をコンセプトに、漁業や農業従事者へも利益を還元できる適正価格の設定を心がけ、第一次産業のサポートをしていきたいという。また、「快眠活魚」という、活きている魚に針を刺して運動中枢をマヒさせ、生きた状態のまま魚を眠らせる活魚を仕入れているのも特徴のひとつ。快眠処理を施す事で、魚への負担やストレスを軽減させ、最高の状態で魚本来の味わいが楽しめる。その日の仕入れ状況に応じた「海鮮よせ鍋」(1人前2,400円)や「港の豪快 手巻き寿司」(2人前2,800円)など、漁場で食べるような漁師料理や、「気仙沼産殻つき帆立」(1個580円)、「はまぐりの殻焼き」(3個680円)など備長炭を使った「浜焼き&炉辺焼き」が目玉。その他、旬野菜や地の物を使った地方の郷土料理が食べられる。
「今回の独立は、井戸さんとエムグラントという会社の存在があったからこそ実現しました。ほんとうに、本当に感謝しています」と語る「うおき水産」代表の須賀大喜氏は、レインズ、オペレーションファクトリーなどを経てエムグラントに入社。井戸氏とは同世代の30歳だ。2号店目の構想や、近い将来は船舶を所有する水産会社を持ちたいという夢を語ってくれた須賀氏。飲食業界を突き動かす、新たな人財の誕生に期待が集まる。
店舗データ
店名 | 浜焼き・磯料理 うおき水産 下北沢店 |
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住所 | 東京都世田谷区代沢5-31-3 エクセレント下北沢1F |
アクセス | 京王井の頭線・小田急線 下北沢駅 徒歩5分 |
電話 | 03-5432-4488 |
営業時間 | 16:00〜24:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 33坪 46席 |
客単価 | 4,000円 |
関連リンク | 株式会社エムグラントフードサービス |
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