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【噂の繁盛店】年商28.4億円、前年成長130%超え!今期「正社員60人」採用!?勢いが止まらない「鶏ヤロー」のここがすごい7選!

【「飲食の戦士たち」初コラボ】創業14期目で年商28.4億円・前年比130%超の驚異的成長を遂げるまさに繁盛店を続出させている飲食企業「鶏ヤロー」。勢いの源泉は、単なる店舗展開にとどまらず、社員やアルバイト一人ひとりを大切にする職場環境にあります。アルバイトにも有給休暇制度や買取制度を導入し、1,471日の消化実績と510万円の買取を実現。さらに「WINWIN=3K」という理念のもと、居酒屋業界の“きつい・危険・給料が安い”を“カッコイイ・稼げる・叶う”に変える挑戦を続けています。今回は外食・飲食業界の社長メディア「飲食の戦士たち」との初コラボになります。

今回、そんなユニークな福利厚生や各種イベントで、楽しみながら成長を遂げる企業文化を築く株式会社鶏ヤロー 代表取締役 和田 成司さんにインタビューをしました。人と人とのつながりを大切にし、働く人の夢と未来を叶える秘訣をお聞きしました。


お話を伺った株式会社鶏ヤロー 代表取締役 和田 成司さん。頭上の文字盤は今期の残り日数を秒単位で事務所に表示し、自分たちの目標必達を目指すという意思表示。和田さんの「飲食の戦士たち」記事はこちら↓

 

Q.すばり「鶏ヤロー」の強み、ここがすごい!ってポイントは何ですか?

【鶏ヤローのここがすごい!その0】事務所家賃は5万円!100億までここで。

和田さん:中小企業に強みなんてあるわけないじゃん、って思うんですけども(笑)、強いていうならこの掘建て小屋みたいな事務所、家賃5万ですからね(笑)。1階、2階でですよ?すごくないですか?ここで100億までやります。事務所は金産まないですからね(笑)。
それは冗談ですが(笑)、やっぱりビジョンですよね。夢とか希望とか、要するに企業理念なんでしょうけど、それに賛同して「ここなら自己実現できるんじゃないか」って人が集まってくる。人が集まってくるから、会社もでかくなっていく。そんなふうに思ってます。

「初心忘るるべからず」変更前の会社名を掲げ続けている本社外観。停まっている車は子会社のメンテナンス会社のもの。

【鶏ヤローのここがすごい!その1】リファラル採用。「友達を売ろう。」

和田さん:人材採用を強化していて、前期14期はアルバイトから社員に15人なりました。かなり多い方だと思います。あとはリファラル採用にも力を入れていて「友達を売ろう!」というキャンペーンメッセージを掲げた紹介制度があるんです。アルバイトを紹介してくれたらそのスタッフは店長から1万円もらえるんです。友達を正社員として紹介したら紹介者に10万円、友達に10万円入るんです。

それで年に2回、紹介料倍キャンペーンというのをやっていてその月に紹介すると20万円ずつお支払いという感じです。でもうちの子達、おもしろくてそれまで貯めとくんですよ(笑)。早めに言ったら20万円もらえないからって(笑)。だからその月が圧倒的に紹介が多いですね。今期は正社員を60人採用する目標で動いています。(プレスリリースはこちら

【鶏ヤローのここがすごい!その2】有給休暇買取(退職時)制度

和田さん:有給休暇は積極的に取ってもらうよう社員はもちろんアルバイトさんにも促しているんです。うち有給に上限がないんですよ。40日以上も溜まっていくっていう。無限積立有給なんですよ。だから取らないと100日とかになっちゃうんです。辞める時にそれを買い取るってことなんですけど、その状態だと100万円とか150万円とかになっちゃうじゃないですか。これって溜め込んでいけば経営側からしたら負債と同じじゃないですか。リスクなんですよね。今のうちの規模だと全社員分で1500日くらい有給休暇日数あるんですよ。2000万円とかになっちゃうわけです。
それは怖いよね、ってことで社員が有給を取るために施策を始めたってことです。夏になると「有給トリベル」ってキャンペーンやるんですよ。有給休暇取ったら3000円もらえるとかそういう月があるんです。有給給料プラス3000円です。あの手この手で有給休暇を取ってもらうんです(笑)。

普通だったら社長って、有給休暇取ってほしくないじゃないですか。だって安い給料で長く働いてほしいって思うのが普通だと思うんですけど、会社がそういうものだって決めちゃえばみんな取るじゃないですか。だからうちは有給をめっちゃ取らせるんです。そういう環境に身を置くという。ドMなのかも(笑)。

【鶏ヤローのここがすごい!その3】ファミリー・サティスファクション(授業参観型経営)

和田さん:僕、組織づくりとかチームづくりって「学校」が一番いいと思ってて。学校って同級生もいて、テストがあって、順位が出て、よかったらみんなの前で褒められて。別にテストじゃなくて、足の速い人もいたり、文化祭で頑張る子もいたり、絵の上手い人たちもいて。それで部活動というのがあって、そこに先輩とか後輩がいて、先生がいて、教頭先生がいて、校長先生がいる。

それで授業参観は親が見に来るみたいな。授業参観の時って学校の先生、言葉遣い丁寧じゃないですか(笑)。それで普段手あげないやつが手あげたりするじゃないですか。誰かに見られてるってめっちゃ重要だと思ってて。だからその、こういうのも(以下画像)親御さんに送るんですよ。
従業員のお父さんお母さんに送るんですけど、そうしたら僕も従業員の親御さんに見られてるって思って、ちゃんとしなきゃなってなるじゃないですか。有給休暇なんかもそうですよね。「うちの娘は有給も取れてないんだ」とかってなったらかわいそうじゃないですか。だから授業参観みたいに見られている状態が大切なんです。

それで年に一回「鶏ヤロー社員総会」を開催して家族に来ていただくんです。

▼15期社員総会オープニング(13期)

あとは入社の時に「あなたの大切な人は誰ですか?」っていうアンケートに答えてもらうんですけど、記念日を書いてもらうんです。お母さんの誕生日とかお父さんの誕生日とか、奥さんがいるんだったら結婚記念日とか。そこにこの冊子と記念の品物を毎年送ってます。うち、社員の平均年齢が20代前半で若いんですよね。そういうこともあって、家族ぐるみで応援してもらわなきゃって思っていて。小学校の先生も、親の前じゃ頭叩かなかったじゃないですか。だから僕たち会社側も従業員の家族に見られているっていう意識を持って、家族に対して恥ずかしくない運営をしなきゃって。それが授業参観型経営です。

【鶏ヤローのここがすごい!その4】ゲロチャリティ活動

和田さん:弊社がWINWIN=3Kという理念を掲げていて、関わる人全ての人たちがWINになれるために飲食事業を根元に事業展開をしていくというミッションがあるのですが、これまで居酒屋業界に根付いてしまっている「きつい・危険・給料が安い」を「カッコイイ・稼げる・叶うへとイメージを変えていこうという活動の一つとして「ゲロチャリティ活動」というのを進めています。
よく居酒屋でゲロを吐いたら罰金みたいなのがあるじゃないですか。僕それが大嫌いで。でも抑止力として店側はやっぱりやらないといけないというところはあって。あとグラスをわざと割ったり、暴れたりするお客さんいるじゃないですか。そういうとき罰金を取ってるわけです。それが会社全体で年間150万円くらい貯まるんですよ。でも僕それが嫌で。その150万円って本来はお客様のものなわけじゃないですか。

その150万円を活用してスポットワーカーさんを採用して街を清掃しようというのを始めています。社会に還元するということですね。

【鶏ヤローのここがすごい!その5】チャットGPTを福利厚生に

和田さん:僕、LINEとか使うの遅かったんですよ。LINEが流行り始めたのって僕が20代半ばくらいからかな。それまでメールか電話で、LINE全然使ってなかったんですよ。今振り返ってみると、もう少し早めにLINE使っておけば、もっと成長できたなって思うんです。
その原体験があるから、うちの従業員たちにはテクノロジーは積極的に取り入れて欲しいと思っていて、チャットGPTの有料版課金を福利厚生として実施しています。希望者全員にです。
他、DXを進めていることというと社内広報は全部コネットを使っています。

LINEで社内のニュースが流れてくるんですが、こうやって月間でスマイル賞というのをやっているんですがタップするとこの子の記事が出てきるんです。

あとこの間流れてきたのがこのおじさんのやつです(笑)。

おじさん、40歳以上のおじさんって。ちょっと反射、反射じゃない。これね、なんか反射感。おじさん40歳以上のおじさんだけ集めて、店長ああ、なんか鶏ヤローって若いイメージがあるんで「おじさんもかっこいいぞ」っていう動画を撮って流したり。うち報連相(報告・連絡・相談)を、相連報(相談=問題発見、連絡=気配り・思いやり、報告=義務)の順番でやろうと言っていて、このツールを社内で活用しまくってる感じですね。

【鶏ヤローのここがすごい!その6】鶏ヤローフェス、WINWIN大学

和田さん:これは年に一度やっている社内のフェスですね。お祭りです。今年は千葉の柏のキャンプ場で社員とアルバイト350人くらいでやりました。社員が企画してやるんですがチームビルディングの一環ですね。

あと「WINWIN大学」ってのがあってこれは前述の授業参観型経営じゃないですが、社内に生徒会みたいなのがあるんですよ。うち毎月1回リーダーアルバイトたちが集まって会議してるんですよ。その中で出た企画がサービスマナー研修だったり、クレーム対応などの内容やプレゼンの仕方やコミュニケーションなど将来役立つことを教える研修をやってます。あとサークル活動もそのメンバーが中心となって会場の予約をしてダーツやボーリングなどやってます。社員総会の夢アワードのメンバー選考や運営もそのメンバーが中心に行います。

【鶏ヤローのここがすごい!その7】選べる福利厚生たくさん

和田さん:あと福利厚生はたくさんあります。今やってるのがレディーストックを強化してやってるんですよ。女性社員と社員の奥さんに健康診断を受けていただくという。僕、女の子に優しいんです(笑)。

あとおもしろいと思うのは働き方手当ですかね。次の条件に該当した人には月額10,000円支給するんです。

①残業ゼロ

②法定休日の週一以上の取得

③6時間超勤務時の休憩取得

④月1日以上の有給休暇の取得

残業や有給休暇については取ってもらわないと会社側のリスクにもなるので積極的に取ってもらうようやっているんですが。③の休憩ですよね。飲食の現場って中には休憩取らない人いるんですよ。これも学校と同じで、休憩とってないのがすごいとか何連勤したとか、学生の時の試験前の寝てない自慢みたいな(笑)。そういうのもないように制度にして会社のルールを守ると手当がもらえるようにしています。全部守ると月額2万円以上、給与以外で支給できるみたいなそんなふうに制度設計しています。

Q.今期で15期目ということですが、改めて目標をお教えください。

和田さん:前期14期の着地が98店舗だったんですね。今期は直営、FC業務委託、新業態含めて大台の100店舗を超えて124店舗・50億円を目標にしています。こうやって(記事冒頭の写真)事務所にタイマー置いてるんですよ。毎年6月が決算なんですが、そうするとあと270日くらい(取材時)なんですよね。こうやってタイマー置いておくと焦るじゃないですか。「ヤベェ、あと何日で何店舗だっけ?」って。ボケっとするのをやめて必達していきたいなと思っています。

Q.具体的にはどのエリアでどの業態を伸ばしていきたいというのはありますか?

和田さん:前期14期は名古屋・大阪への展開も開始して11店舗出店しました。そういった地方が結構当たっているのでまだまだ可能性あると思っています。また新ブランドである「秩父ホルモン酒場 まる助」は業態をブラッシュアップして都内で戦えるようにしていきたいと思っています。
あんまりなんか飲食店経営を学校に例えた人は初めて会ったかもしれないですね。おもろいですね。で、教科がトリアローナです。ですね。で、教科なんです。ただ、丸っていうのもありますけど、まず買収,しましたから。今度もMアンドaはやっていくよっていう中で、種目が科目が増えていくようなイメージということですね。めっちゃ面白い。飲食店契約学校では面白いかもしれないです。あ、うちの子会社の株式会社の運営やってました。「魚と鶏ヤロー」業態はすでに鶏ヤローが出店している駅で酒店も可能かと思っていて、客単価は少し魚の方が高いのですが大学生が社会人になってきてもらえるようなそんなお店にしていきたいと思っています。

来年2026年5月末までに120店舗・50億いきます。50億いったら70億が見えてきて70億みえたら100o億ぐらいまでやれそうじゃないですか。だからまずこの事務所で年商100億円まで爆走していきたいと思います。

-ありがとうございました!

 

取材後期

まさに飛ぶトリを落とす勢いで急成長している鶏ヤロー 和田さんに初めてお会いしました。今回はそんな鶏ヤローの成長のポイントを「ここがすごい7選!」という形でインタビューさせていただきました。語り口は豪快な和田さんですが、多分、いや絶対(笑)、人想いで人たらしであるとお話ししていて実感できました。社内でもアニキのようなそんな距離の近い「校長先生」なのだと、そんなふうに思いました。決して偉ぶらない、まっすぐに目標を見据えて爆走する和田さん率いる同社にこれからも注目していきたいと思います!(聞き手:大山 正)

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