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【グロブリッジ加盟店インタビュー】札幌「めしと純米」、居酒屋営業の傍ら、デリバリーで月商200万円超の上乗せに成功!


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続いて、実際にグロブリッジのデリバリーブランドに加盟している飲食店の声を紹介。大阪を拠点に、北海道から沖縄までで飲食店を展開するN・I(大阪市淀川区、代表取締役:河村則夫氏)は、「北海道海鮮にほんいち」や「大衆馬肉酒場 馬王」といった居酒屋業態が中心だったが、コロナ禍をきっかけにデリバリー事業に参入した。一時は通常営業を休止し、店舗を絞ってデリバリー営業で売上を確保。現在、各店舗では通常営業とデリバリーの2本柱で安定に売上を確保している。2021年9月には大阪・西中島南方に「NICE食堂」をオープンしたが、同店はセントラルキッチンを兼ねており、そこでデリバリーやEC向けの商品開発に力を入れている。ほか、大阪でゴーストレストランの運営も開始するなど、アフターコロナを見据え、通常のイートイン営業のみならず多彩な展開を行っている。

同社が北海道・札幌で運営する「札幌駅北口酒場 めしと純米」では、現在、通常営業の傍ら4業態のデリバリーも営業中。通常営業ではコロナの影響を受けながらも、デリバリーでしっかりとカバー。直近5か月のデリバリー月商は97万~240万円。同店店長の市川祐宣氏に、現場のリアルな声を聞いた。

札幌駅北口酒場 めしと純米


札幌駅から徒歩5~6分。全国から厳選した30種類以上の純米酒と、海鮮や馬肉はじめ産地直送の食材を取り入れたアテや土鍋ごはんが自慢の居酒屋。個室や掘りごたつ席、カウンターなど配備しデートから小~大規模宴会まで多様なニーズに対応する。
住所:北海道札幌市北区北九条西4-5-2
HP:https://meshitojunmai.owst.jp/

株式会社N・I
http://ni-290.co.jp/

「めしと純米」店長:市川祐宣氏。厚岸産の生牡蠣は「めしと純米」の名物のひとつ

競合の少ない札幌で上位に組み込み、好調なスタート

―フードデリバリーを始めるにあたり、グロブリッジのデリバリーブランドに加盟した理由は?

市川氏:当社の代表の河村とグロブリッジの大塚社長が、もともとつながりがあったというのが直接のきっかけにはなりますが、やはりその道のプロに頼った方がよいだろう、と。当初は自店舗で提供している商品をそのままデリバリーで販売することも検討しましたが、私達にとってデリバリーは未知の分野。しっかりと実績を出しているグロブリッジにサポートしてもらった方が成果を出せると期待しました。

―実際に始めてみて、売れ行きはいかがでしたか?

市川氏:初月から思った以上の売上があり驚きました!まずは2020年8月にからあげ業態の「あげたて」と、それに付随するからあげ丼の「どんぶりマニア」という2つの業態からスタート。販売を開始した当初から売上が炸裂し、日商6万円が続く好調なスタートを切りました。ちょうどコロナの感染者数が増え、通常営業が落ち込んでいた時期でしたのでとても救われました。

「東京からあげ専門店 あげたて」商品イメージ

「どんぶりマニア」商品イメージ。からあげ業態の「あげたて」を営業すると同時に、そのからあげを使った丼ぶり業態として「どんぶりマニア」の営業も可能。業態数を増やすことで売上の最大化を狙う

 

―いきなり好調の要因は何だったのでしょうか?

市川氏:当時は札幌ではデリバリーが普及し始めたばかり。今ほど競合がおらず、簡単にデリバリープラットフォームの上位表示に組み込めたことが大きかったと思いますが、それができたのは「あげたて」と「どんぶりマニア」だったからこそと思っています。緻密なマーケティングのもとしっかりとデリバリープラットフォームを研究された業態ですので、そこにハマったかたちですね。

その後さらにデリバリー売上を作るべく、2021年3月からは「ハンバーグ専門店がっつりハンバーグ」を、10月からは「サーモンを喰らえ」、12月からは「ネギトロ一本勝負」業態も開始。これらも非常に好調で、特に「ネギトロ一本勝負」は1日10万円を売り上げることもありました。

海鮮の本場・北海道でも海鮮丼業態が健闘!

―北海道は海鮮の質も高く、海鮮丼で戦うには消費者の目も厳しそうですが……、その中でうまくいった要因は何だったのでしょうか?

市川氏:はい、まさにそれは私達も懸念していた点でしたが、ネギトロやサーモンの海鮮業態はインパクトある盛りつけだったり食材の組み合わせだったりと、業態としての個性がありきちんと差別化ができていた。そこがフックになったのだと思います。

また、丼ぶりのごはんには通常営業でも使用しているお米をそのまま使っていることもリピーター獲得につながったのかもしれません。当店のウリのひとつはお米で、お客様からは「ごはんが美味しい」と評判です。それをデリバリーでも使っています。グロブリッジのブランド力に、当店の良さが掛け合わさったのも好調の要因ですね。

「サーモンを喰らえ」商品イメージ

「ネギトロ一本勝負」商品イメージ

―お店とグロブリッジのデリバリーブランド、このようなかたちでコラボすることも可能なのですね。オペレーション面ではいかがでしたでしょうか?たくさんの注文は有難いと同時に、現場が混乱することはなかったのでしょうか?

市川氏:始めた当初は慣れないことでしたので、最初の1週間くらいは注文が立て込んだ時に慌てることもありました。ですが、マニュアルがわかりやすく、アルバイトスタッフでも見本写真を見ながら作れば十分商品としてのクオリティが出せるので、混乱はすぐに改善されました。

また、何かあれば担当者にすぐ電話で相談できるのが助かりました。現場では注文されたお客様が待っているので、1分1秒でも早く対応してほしいのが本音。メールではなく電話でのレスポンスは有難いです。有難いことにいつかけてもほぼ出てくれますし(笑)、つながらない場合もすぐに折り返しをくれました。また、新しく業態を増やす際も、担当者が札幌に来てくれて導入サポートしてくれるので心強かったですね。

マニュアルは写真付きで詳細に説明。アルバイトでもすぐに対応が可能だ

グロブリッジの手厚いサポートで、デリバリー月商240万円越えの月も

―担当者と二人三脚で運営できるのは心強いですね。他、グロブリッジとデリバリーを始めて良かったことはなんでしょうか?

市川氏:やはり、通常営業とデリバリーでお互い足りない時に売上を補えることは強みです。直近5か月のデリバリー月商はおよそ97万~240万円と幅がありますが、デリバリー月商が少ない月はその分通常営業での売上が立っており、その逆も然り。どちらかが不振でも、もう片方で売上があるという状況を作れています。特に当店のような居酒屋業態はコロナの影響を受けやすく、日々の感染者数に応じて通常営業の集客も変動する傾向があります。特にまん延防止等重点措置の期間は通常営業の集客は減りましたが、もしデリバリーをやっていなかったら、ただ他に売上を立てる手立てもなかったのでしょう。取り組んでいてやってよかったと実感しています。

通常営業とデリバリーで一部の食材を共有しているので、デリバリーを始めたことで食材ロスも減り、利益率が上がりました。やる前は半信半疑でしたが「こんなにデリバリーを利用する人がいるなんて!」と驚いています。

グロブリッジ担当者・繁昌 翼氏より

初めてのデリバリーで、二人三脚で取り組んできた「めしと純米」様。“デリバリーとイートインのハイブリット営業”をミッションに、密に連絡を取ることはもちろん、東京から札幌へ何度も飛び、全力サポートしてきました。デリバリーも開始から着実に売上を伸ばしてきており、「ネギトロ一本勝負」は販売開始した2021年10月から2か月は月商30万~40万円ほどでしたが、3か月が経った頃に華が開きました。直実に品質維持に努められていたため、デリバリープラットフォームに高評価の口コミが蓄積され、折しも1月末に札幌でまん延防止等重点措置が始まり外食から中食に需要がシフトしたことで新規が流れ込んできた。それまでに獲得していたリピーターと相まって売上が急上昇し、2月の月商100万円ほどに。2月の札幌ですと雪が降り配達員が減る中でも、堅調な売上を維持しています。

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