飲食店の卸売り野菜ならフードサプライ
フードサプライが取り扱う青果は約1,000種類にのぼる。長ネギや大根、キャベツなど一通りのラインナップが揃う他、鮮やかな紅色が印象的な「紅くるり大根」や、モヒートの本場キューバで使用されている香りが強いミント「イエルバブエナ」、ライムの原種でさっぱりとした酸味が爽やかな「キーライム」など、生産者が少ないものや珍しい野菜も取り扱っている。無農薬・自然栽培の産地、地方の若い農家からの仕入も積極的に行っている。
また、自社農場に関しては独自の輸送ルートを確立しているため、市場から仕入れるよりも新鮮な状態で届けることができるのも強みだ。
フードサプライが飲食店に提供するメリット
■品目毎に全国複数の産地と契約しているので商品欠品のリスクが少なく価格が安定する。
■自社農場を保有しているので取引先の社員研修、提携農場として野菜の栽培体験ができる。自社農場野菜は市場品とくらべ1日〜3日以上も鮮度が高い野菜を仕入れられる
■産地野菜の他、5つの市場買参権を保有しているので、様々な市場との取引が可能。
市場、産直、自社農園からの仕入を複合させることでいろいろな提案ができる。
フードサプライ自社農場レポート
同社では契約農家の他、自社農場を所有し、さまざまな栽培を行っている。
自社農場は埼玉県所沢市や川越市に数カ所で、合計敷地面積は4ヘクタール。
所沢周辺は台風被害が比較的少なく、安定的な生産が可能だという。
生産の実務を担当する中川健一さん。農業歴は19年。
作付け前に、土地に酵素やぼかし肥料、石こうを撒いて土壌を整える。それによって化学肥料や農薬等を極力使用せずに育成することが可能。身体にやさしい野菜作りを実践する。
写真は化学肥料を与えずに育てた玉葱。化学肥料を使わないため、ゆっくりと発育するので収穫までに時間がかかるが、そのぶん旨み・甘みが凝縮されているという。
オーダーメイドで、少量から指定の品種の栽培も可能だ。例えば、取材時はスペインバル業態向けに青唐辛子、大衆酒場業態向けにトマトの苗などをトレーごとに育てていた。
活用事例:串タロー(株式会社スターツ)
また、フードサプライでは飲食店が自社農園を持つことのサポートも行っている。店舗スタッフに実際の農作業を体験させることで、日々の営業では味わえない達成感を得られると好評だ。こうした取り組みによって、料理として提供する際、「実際にスタッフが育てた野菜を使った料理」と打ち出せるのも大きなメリットになる。
「串タロー」を展開するスターツ(東京都新宿区、代表取締役:柴田育男氏)は、フードサプライ協力のもと、長ネギやキャベツ、生食可能な茄子などを自社農場の「串タロー農園」にて生産。スタッフが種まきから収穫までを研修として体験する。
実際の商品POP。自社農場で生産したネギを使った串焼きを「スタッフが育てた」と訴求する。
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