スペシャル企画

「Tap Marché」を視覚的にアピールし、有効な集客装置として機能した好事例。「バルバラマーケットプレイス 新丸の内」の活用方法とは

キリンビールが独自開発した小型ディスペンサー「Tap Marchéタップ・マルシェ(以下タップ・マルシェ記載)」は、3ℓサイズのペットボトルに入ったクラフトビール4種類を内蔵したディスペンサー。飲食店にとって、場所を選ばず設置でき、タップから提供するクラフトビールのラインアップを手軽に増やすことができる優れものだ。今回も、この「タップ・マルシェ」を導入して売り上げアップを図る店舗にフューチャーする。
今回紹介するのは、多様なジャンルで約80店舗の飲食店を企画・運営するポトマック(兵庫県神戸市、代表取締役:金指光司氏)が運営する、東京の新丸の内ビルディング内の「BARBARA market place 151(バルバラマーケットプレイス151) 新丸ビル店」。同店も「タップ・マルシェ」をいち早く導入した店舗のひとつだ。その活用方法と効果について、ポトマック関東事業部プレスの皆川直紀氏に語ってもらった。


「タップ・マルシェ」のどのような点に魅力を感じ、導入に至りましたか?

ポトマック関東事業部プレスの皆川直紀氏

当店は今年で開業から10周年を迎えたことを機にリニューアルを敢行。ブランドを刷新し、内装やメニュー構成をバージョンアップしました。ちょうどそのタイミングに、キリンビールから「タップ・マルシェ」の提案があったのが直接のきっかけです。時代の流れにより、今やクラフトビールは広く定着し、もはや置いてあることが当たり前にもなりつつあるように感じています。当店でもクラフトビールの品数を充実させる必要性を強く感じていました。やはり、お客さまにクラフトビールを楽しんでいただくにはタップでの提供が理想と考えていましたが、実際に導入となると新たに複数のディスペンサーを設置するなど相応のコストが必要になります。もしくは、瓶での提供になってしまうのが悩みどころでした。その点において、「タップ・マルシェ」は専用ディスペンサーを設置するのみでタップのクラフトビールの品数を簡単に広げられる点が魅力的でしたので、導入に至りました。

「タップ・マルシェ」の導入により、ビール商品の売り上げに変化はありましたか?

「タップ・マルシェ」のディスペンサーにはオリジナルで造作した台を付けて存在感を強めた

「タップ・マルシェ」を使って8種類のクラフトビールを提供しています。それまではキリン一番搾りとハートランドの2タップのビールを提供していました。「タップ・マルシェ」の導入によって既存の2タップの杯数は若干減りましたが、それ以上に「タップ・マルシェ」の品の杯数が出ていますね。
ただ、このように杯数が増加するという効果もあったのですが、実は、それよりも「タップ・マルシェ」を設置したことによる最大の効果は、客数の増加でした。「タップ・マルシェ」によって客数が増加し、それにともなって杯数も増加した、というわけです。

それは、どのような点が客数増加につながったのでしょうか?

客席から近い位置にディスペンサーを設置し、スピーディな提供が可能に

当店では「タップ・マルシェ」のディスペンサーの存在を視覚的にアピールすることで、集客増を狙いました。クラフトビールのラインアップを増やすだけでなく、機器自体も店の魅力としてアピールし、集客につなげようというわけです。「タップ・マルシェ」のディスペンサーにはオリジナルで台を造作し、より存在感を強化(写真参照)。さらに、テラススペースに設置することで、テラスに座ったお客さまはもちろん、店の前を通る人にも見えるようになっており、視覚的アピールはばっちりです。スタッフが目に付く場所でビールを注いですぐにお客に提供する図がライブ感を演出し、来店のフックになりました。当社では、ほかには東京・恵比寿の「TOOTH TOOTH(トゥーストゥース)」でも、「タップ・マルシェ」を導入してますが、そちらでも視認性のよい場所に設置し、集客効果を狙っています。

使い勝手など、スタッフ側に立って見た「タップ・マルシェ」の感想はいかがでしょうか?

スプリングバレーブルワリーや常陸野ネストなどの銘柄をラインアップ。

使い勝手も良好で、テラスのお客の前で注いですぐに席へ運べるのでライブ感も演出できつつスピーディな提供が可能です。ディスペンサーの裏側には冷蔵ショーケースを設置しましたので、そこにグラスやビールのストックを収納し、オペレーション面でも効率化を図っています。各種、1日に1本は空きますので、すぐに付け替えが可能なレイアウトにすることで、スタッフにとっての利便性を高めています。

今後、「タップ・マルシェ」に期待することは何でしょうか?

スプリングバレーブルワリーや常陸野ネストなどの銘柄を計8種類ラインアップ。

今後はビールのラインアップがさらに広がったらよいですね。たくさんある中から、店ごとにラインアップする銘柄を選ぶことで、その店の個性が表現できるようなアイテムになると、より楽しさが増すと思います。

<<店鋪データ>>
■BARBARA market place 151
【住所】東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル B1F
【TEL】003-5918-7780
【営業時間】ランチ11:00~15:00(LO)、ティータイム15:00~17:00、ディナー17:00~23:30(LO23:00) 金・祝前日17:00~28:00(LO27:00) 土日祝17:00~23:00(LO22:00)、無休
「ヨーロッパの市場」をテーマにヨーロッパ各地方料理をカジュアルに提供。70 種におよぶフード、ドリンクをラインナップ。中でも300度以上の高温で食材を焼きあげる「石窯料理」がオススメ。

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