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インタビュー

【スペシャル連載】コロナショック、何していましたか?これからどうしますか? ~Vol.6 プレジャーカンパニー 望月大輔氏~

飲食店に多大な影響をもたらした新型コロナウイルス。緊急事態宣言にともなう外出自粛要請で客足が激減、休業か営業継続か。店内営業ができなくなった店はテイクアウトやデリバリーに取り組むなど、コロナショックでオーナー達はどのように考え、行動していたのか、どんな心境にあったのか……。コロナショック下におけるオーナー達の姿を探るべく、リレー形式でインタビューを実施。第6回は、「アジアンビストロDai」を中心に展開するプレジャーカンパニーの望月大輔氏に登場してもらった。



株式会社プレジャーカンパニー 代表取締役 望月大輔氏
1975年、山梨県生まれ。大学在学中の留学や卒業後のワーキングホリデーでの海外生活を経てグローバルダイニングに入社。「モンスーンカフェ」の店長やエリアマネージャーを経て2010年に独立。現在は「アジアンビストロ Dai」をメインブランドに18店舗を展開。9月、創業の地・たまプラーザに新業態「大喜楼」を出店したばかり。

長く続く店ほどテイクアウトは好調。これまでの積み重ねが結果に

2010年に独立して10年、それ以前からもグローバルダイニングで飲食に携わってきてリーマンショックや3.11も経験しましたが、正直言ってここまでインパクトある出来事はコロナショックが初めてでした。

4月2日から通常営業はお休みとしましたが、テイクアウトを開始。当社は地域密着営業を続けてきたので、「地域の人に喜んでもらう」をテーマにテイクアウトを行いました。たまプラーザの3店舗合同(「アジアンビストロ Dai」、「炭焼き大」、「ワインビストロ Dai」)で行ったテイクアウトは、月商800万円とまずまずの結果を残してくれました。創業の地であるたまプラーザなど、オープンから長く営業を続けている店舗ほど好調でしたね。やはり、時間をかけてお客様をつけ、地域に根付いていたかどうかが如実に数字に表れていると感じました。

5月末から順次、通常営業を再開しました。たまプラーザや新百合ヶ丘などのベッドタウンは戻りが早い一方、都心は厳しくて前年比6~7割といったところ。赤坂や日本橋なので近隣オフィスの多くがリモート勤務になっているのが痛いです。ただ、周辺の飲食店と比べると奮闘しているようで、やはりコロナ禍以前の積み重ねがあったということなのかな、と思います。

「プレジャーカンパニーでよかった」、強まったスタッフの結束

今回、強く思ったのが、私がマイナス思考になっても仕方ないということ。トップが不安を見せればスタッフも不安になる。コロナ禍は始まった時、会社は絶対に潰さないし雇用は守ることはみんなに約束しました。主にテイクアウト営業は店長と料理長で運営し、他のスタッフは休んでもらいました。その間も給料はすべて支給。テイクアウトで頑張ってくれた店長と料理長にはボーナスも出しました。これまで当社では美味しい料理、納得できる価格感、心地よい接客、居心地の良い雰囲気の4つの要素を店づくりで大切にしてきた。これらは間違っていないから頑張ろう、と話しました。スタッフには「プレジャーカンパニーでよかった」と思ってもらえて、社内の結束が強まったように思います。

今後も積極出店。加えて、PB化による地方でのFC展開や、ECサイトも視野に

今後もスタッフの状況を見つつ出店を積極的に進めていこうと思っています。目下オープンしたのが新業態の「大喜楼」。これを「アジアンビストロ Dai」に次ぐブランドに育てていければと思います。また、「アジアンビストロ Dai」のようなアジアン業態は、大阪や福岡など地方都市でニーズがあるのではとにらんでいます。ただ、人材リソースを考えると直営ではなくFCになる。この業態はメニュー数が多く仕込みも大変なので、PB化してFCでも変わらぬクオリティを提供できる仕組みを整えていきたいと思っています。

加えて、ECにも取り組みます。コロナ禍でのテイクアウトを見ているとアジアンの料理がよく出ました。イタリアンや和食と比べて家庭で作る機会が少ないからと分析しています。グリーンカレーやガパオなどの販売を準備中です。

(取材=大関 まなみ)

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