柔軟に旬を表現し、一人一人の顔を見ながら料理がしたい
ゼットンで大きな影響力を持つ仕事を任される一方、遠藤氏の中では新たな欲求が芽生え始めていた。それは、よりダイレクトに、そしてスピーディーに自らの料理を届けたいという思いだ。「ゼットンでは自分の考えたメニューが多くの店舗で展開され、たくさんのお客様に楽しんでもらえるやりがいは十分に感じていました。しかし、規模が大きくなっていくと、どうしてもいろんなフィルターを通さなくてはならない。スピード感に課題を感じることもありました。3カ月後においしい食材は、3カ月前には手に入らない。もっと柔軟に旬を表現し、お客様一人一人の顔を見ながら料理を提供したいという、次なる欲求が出てきたんです」。2024年末にゼットンを退社すると、約1年間はフリーの料理人としてケータリングやレシピ提供、立ち上げ支援などに携わりながら自身の視野を広げ、独立準備を進めた。
物件探しで重視したのは「10坪程度の広さ」。大きすぎると、結局やっていることが前職時代と変わらなくなってしまうからだ。馴染みのあった港区や渋谷区、東横線エリアで探し続け、ようやく出合ったのが祐天寺にある6.8坪のこの物件だった。

カウンター席と、店のアイコンである特注の回転円卓。円卓は2名客同士の相席にも使用するが「この円卓を貸し切りたい」とわざわざ席数分の6名を集めて予約するお客も多いという
店舗データ
| 店名 | 2-10(ニカラジュウ) |
|---|---|
| 住所 | 東京都目黒区祐天寺2-17-11 祐天寺ビルB1F |
| アクセス | 祐天寺駅から徒歩5分 |
| 電話 | 090-4660-8211 |
| 営業時間 | 平日18:00~23:00、土日15:00~22:00 |
| 定休日 | 木・祝 |
| 坪数客数 | 6.8坪11席 |
| 客単価 | 9000円 |
| オープン日 | 2026年1月30日 |
| 関連リンク | 2-10(Instagram) |

















