「魚炉魚炉 五反田」がオープン、毎日3回転で坪月商70万円！川崎Sunriseのヒット業態暖簾分け、老舗企業の3代目が「自社業態で勝負しない」理由とは？

うまくいったのは周囲のおかげ。誰かのつくった素晴らしい業態を広めたい

会社としては「幹部年収1000万円、店長600万円」を目指し、そのために今後10年で15店舗を展開し、年商10億円を実現したい考え。展開するのは自社業態ではなく、FCなどの他社ブランドだ。「業態づくりって、僕はワクワクしないんですよね…」と吉田氏。「僕には業態をつくる才能はないけど、才能ある人の力を借りる才能はあるのかもしれません。社会人経験のないまま会社を継いでここまでやってこられたのは、周りの先輩たちのおかげ」。居酒屋甲子園の参加をきっかけに同業との輪が広がり、幾度となく周囲の助けを受けてきたという。「今回の厚志さんをはじめ、多くの先輩が『琢のためなら』と言ってたくさんの力を貸してくれる。会社を継いだときも、周りの友人たちが入社して力を貸してくれた。そんな周囲に報いるように、他の誰かがつくった素晴らしい業態を広めていくこと、そして社員の生活を豊かにすることが役目だと思っています」。

サンビシット代表の吉田 琢氏。周囲が思わず吉田氏を助けたくなる“愛され力”の秘密とは？「相手に興味関心を持ち、会う前には下調べすることも。年下にも敬語を使いつつノリよくツッコミは入れて、自己開示も積極的にするようにしているところですかね…」とのことだ

（取材＝大関まなみ）

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