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「魚炉魚炉 五反田」がオープン、毎日3回転で坪月商70万円!川崎Sunriseのヒット業態暖簾分け、老舗企業の3代目が「自社業態で勝負しない」理由とは?


コロナ禍明け、月200万円の赤字を垂れ流す。「撤退は悪じゃない」

そんな吉田氏が壁に突き当たったのが、コロナ禍以上にコロナ禍“明け”だ。多くの飲食店はコロナ後のリベンジ消費で活況を見せる中、同社の一部店舗は不調のまま、毎月100万~200万円の赤字が続いた。ファミリー層がターゲットの「牛角」では、家族連れの客足が戻らず、学生ターゲットの「がブリチキン。」は大学のサークル活動が以前ほど活発ではなくなり苦戦を強いられた。コロナ禍に始めたもののブームが下火になったフルーツサンド店も足を引っ張っていた。そんな吉田氏の相談相手になったのが、Sunriseの菊池氏だ。

「厚志さん(菊池氏)からは『赤字店舗がなくなるだけで気持ちが楽になる』とアドバイスもらいました。それまで“撤退=悪”の考えにとらわれていて…税理士からも『赤字店舗はボランティア以下』と言われ、ナイフで刺されたようにハッとしました」。

一方で不採算店舗を整理すると退職をせざるを得ない社員が出てくる。そこで、吉田氏に菊池氏が提案したのが「魚炉魚炉」の暖簾分けだ。「閉めた店舗のスタッフの受け皿になるだけでなく、あの繁盛店の『魚炉魚炉』をやれるなんて、またとないチャンス。厚志さんには本当によくしてもらい加盟条件もかなり優遇してもらった。メニューづくりから販促まで全面的にサポートしてもらい感謝しかありません」と吉田氏。

当初は「魚炉魚炉」のメインターゲットである20代30代の集まる渋谷で物件を探すものの、家賃が高く折り合わないでいた際、五反田の同物件を見つける。川沿いの落ち着いたロケーションながらも、大繁盛店の「ミート矢澤」のすぐ近く。「ここは絶対当たる!」と契約にこぎつけた。

「魚炉魚炉 五反田」の店内。手前はL字カウンター。奥は団体利用も可能なテーブルが並ぶフロア

店舗データ

店名 魚炉魚炉 五反田
住所 東京都品川区西五反田2-15-11 松岡ビル 1F

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アクセス 五反田駅から徒歩5分
電話 03-6336-3160
営業時間 16:00~23:30【金・土・祝前日】16:00~24:00【日・祝】16:00~23:00
定休日 不定休
坪数客数 12坪25席
客単価 5500円
運営会社 有限会社サンビシット
オープン日 2025年7月28日
関連リンク 魚炉魚炉 五反田(Instagram)
関連リンク サンビシット(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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