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「魚炉魚炉 五反田」がオープン、毎日3回転で坪月商70万円!川崎Sunriseのヒット業態暖簾分け、老舗企業の3代目が「自社業態で勝負しない」理由とは?

7月28日、「魚炉魚炉(ぎょろぎょろ) 五反田」がオープンした。Sunrise(神奈川県川崎市、代表:菊池厚志氏)が展開する炉端居酒屋「魚炉魚炉」ブランドの暖簾分け店だ。オープンから3か月、業態とマーケットががっちりハマり、12坪25席の店内が毎日3回転、月商840万円と絶好調だ。運営会社はサンビシット(千葉県柏市)。ほか「牛角」や「がブリチキン。」などFCブランドに加盟し、自社ブランドは持たずフランチャイジーとして展開する飲食企業だ。同社を率いるのは3代目の吉田 琢氏。「僕は業態をつくる才能はないけど、才能ある人の力を借りる才能はある」と話す。今後10年で15店舗、年商10億円を目指し、幹部の年収1000万円、店長600万円を実現したい考えだ。


23歳、若くして会社を継いで順風満帆?

炉端焼きと地酒を売りにした「魚炉魚炉」は、川崎を中心に展開するSunriseが始めたブランドだ。2018年1月、京急川崎駅近くに1号店となる「鮮魚と炉端焼き 魚炉魚炉 京急川崎店」(現在は物件都合で閉店、移転予定)がオープンし、その後、2020年11月には川崎駅前の砂子通りに「鮮魚と炉端焼き 魚炉魚炉 総本店」も出店。どちらも20代30代を中心に人気を博している。その暖簾分け店が、五反田にオープン。Sunrise代表の菊池厚志氏によれば「この業態は増やしても10店舗、暖簾分けをするのは、信頼のおける知人だけ」ということだ。菊池氏が暖簾分けを許したサンビシットとはどんな飲食企業だろうか――。

同社の代表を務める吉田 琢氏は現在35歳。同社の創業は1963年、吉田氏の祖父が千葉県柏市で始めた電気店「ヨシダ電機」として始まった。その後、婿養子であった吉田氏の父が後を継ぐが事業を方向転換し、飲食業をスタートした。当時ベンチャー・リンクがけん引したFCビジネスに着目し、「牛角」のFCに加盟、1998年に「牛角 下高井戸店」をオープン。その後のFCビジネス全盛期の波にのり「牛角」の展開をしていった。

吉田氏は幼少期にはサッカー選手を夢見ていたが、いつしか自身も経営者になりたいと思うようになった。そこで20歳の頃に父が運営する「牛角」にアルバイトで入ると、多額の借金があるうえ組織は崩壊寸前……と、会社の悲惨な内情を知る。

「僕が立て直す!」と、吉田氏は23歳で会社を継承。自身の友人を誘い、組織を再建していった。さらに「がブリチキン。」にも加盟して明大前にFC店をオープンするなど新規出店も進め、若くして順風満帆な経営を実現していた。

「魚炉魚炉 五反田」の外観。40年続いたすし店跡地。古風な造りのドアに鮮やかなのれんがパッと目に留まる

店舗データ

店名 魚炉魚炉 五反田
住所 東京都品川区西五反田2-15-11 松岡ビル 1F

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アクセス 五反田駅から徒歩5分
電話 03-6336-3160
営業時間 16:00~23:30【金・土・祝前日】16:00~24:00【日・祝】16:00~23:00
定休日 不定休
坪数客数 12坪25席
客単価 5500円
運営会社 有限会社サンビシット
オープン日 2025年7月28日
関連リンク 魚炉魚炉 五反田(Instagram)
関連リンク サンビシット(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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