23歳、若くして会社を継いで順風満帆?
炉端焼きと地酒を売りにした「魚炉魚炉」は、川崎を中心に展開するSunriseが始めたブランドだ。2018年1月、京急川崎駅近くに1号店となる「鮮魚と炉端焼き 魚炉魚炉 京急川崎店」(現在は物件都合で閉店、移転予定)がオープンし、その後、2020年11月には川崎駅前の砂子通りに「鮮魚と炉端焼き 魚炉魚炉 総本店」も出店。どちらも20代30代を中心に人気を博している。その暖簾分け店が、五反田にオープン。Sunrise代表の菊池厚志氏によれば「この業態は増やしても10店舗、暖簾分けをするのは、信頼のおける知人だけ」ということだ。菊池氏が暖簾分けを許したサンビシットとはどんな飲食企業だろうか――。
同社の代表を務める吉田 琢氏は現在35歳。同社の創業は1963年、吉田氏の祖父が千葉県柏市で始めた電気店「ヨシダ電機」として始まった。その後、婿養子であった吉田氏の父が後を継ぐが事業を方向転換し、飲食業をスタートした。当時ベンチャー・リンクがけん引したFCビジネスに着目し、「牛角」のFCに加盟、1998年に「牛角 下高井戸店」をオープン。その後のFCビジネス全盛期の波にのり「牛角」の展開をしていった。
吉田氏は幼少期にはサッカー選手を夢見ていたが、いつしか自身も経営者になりたいと思うようになった。そこで20歳の頃に父が運営する「牛角」にアルバイトで入ると、多額の借金があるうえ組織は崩壊寸前……と、会社の悲惨な内情を知る。
「僕が立て直す!」と、吉田氏は23歳で会社を継承。自身の友人を誘い、組織を再建していった。さらに「がブリチキン。」にも加盟して明大前にFC店をオープンするなど新規出店も進め、若くして順風満帆な経営を実現していた。

「魚炉魚炉 五反田」の外観。40年続いたすし店跡地。古風な造りのドアに鮮やかなのれんがパッと目に留まる
店舗データ
| 店名 | 魚炉魚炉 五反田 |
|---|---|
| 住所 | 東京都品川区西五反田2-15-11 松岡ビル 1F |
| アクセス | 五反田駅から徒歩5分 |
| 電話 | 03-6336-3160 |
| 営業時間 | 16:00~23:30【金・土・祝前日】16:00~24:00【日・祝】16:00~23:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 坪数客数 | 12坪25席 |
| 客単価 | 5500円 |
| 運営会社 | 有限会社サンビシット |
| オープン日 | 2025年7月28日 |
| 関連リンク | 魚炉魚炉 五反田(Instagram) |
| 関連リンク | サンビシット(HP) |


















