開業費用は1店舗500万~600万円、居抜きで低コスト開業
宇野氏の経歴はこうだ。大学で栄養学を専攻したのち将来の独立を志し、飲食店を展開するグロブリッジ(東京都港区、代表:大塚 誠氏)に入社。起業家の輩出を後押しする同社で5年ほど経験を積んだ。その後は新たな角度からビジネススキルを身につけたいと大手ITのデル・テクノロジーズで営業の仕事に1年少々従事したのち独立した。
おでん業態で独立した理由は「店舗展開を考えていたのでオペレーションの軽いもの、かつ海外にも出店したいので和食がよかった。栄養学を学んでいたことを生かし、出汁の持つ『旨み』に着目。自慢のおでんが完成しました」と宇野氏は話す。
三軒茶屋はかねてより出店したい街だったという。「『O’denbar うまみ』のターゲットである“情報感度の高い女性”が多い街で、大手チェーンよりも小箱の飲食店が盛り上がっている印象がある。お客様からも『三茶に出してほしい』と多く要望をいただいていました」。
縁あって契約した物件は、三軒茶屋でも多くの酒場がひしめく三角地帯の一角。2階ではあるが、入口への階段周りに看板等を置くことで視認性もある程度確保できることから決めた。以前は薬酒バーだった場所で、居抜きで開業することで初期投資も抑えている。「O’denbar うまみ」では、ここに限らず全店舗居抜きで開業し、おおよそ10坪の店舗を500万~600万円でオープンさせているのも特徴だ。

長い築年数を経た建物の2階。写真のテーブル席のほか、一人客も気軽に入れるカウンター席も配備
店舗データ
| 店名 | O’denbar うまみ 三軒茶屋 |
|---|---|
| 住所 | 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-11 プレジオ三軒茶屋 2F |
| アクセス | 三軒茶屋駅から徒歩3分 |
| 電話 | 03-6450-7919 |
| 営業時間 | 12:00~15:00、17:00~23:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 坪数客数 | 16.5坪34席 |
| 客単価 | 3500~4000円 |
| 運営会社 | 株式会社WAS |
| オープン日 | 2025年9月15日 |
| 関連リンク | O’denbar うまみ 代官山(記事) |
| 関連リンク | O’denbar うまみ 三軒茶屋 |


















