ヒットの要因は「体験型」と「やみつき味」
「やっぱりみんなにんにく好きなんだなって感じます」。こう話すのは、「にんにく鶏焼肉サン」のオーナー、吉野周作氏。2024年1月、大阪・天王寺にオープンした1号店は14坪で月商750万~800万円(税別)を売り上げている。
「にんにく鶏焼肉サン」はただの鶏焼肉ではない。まず特徴的なのが肉を焼く鉄鍋だ。二段構造になっており、上部で鶏肉を焼き、下部には白菜とともにスープが煮えている。上部で焼いた鶏肉の油がスープに滴り落ち、だんだんとスープが「育っていく」楽しさが味わえる。最後はこのスープに麺や雑炊を入れて〆るという趣向で、いわば“体験型”の飲食だ。「思い思いにスープ育てる楽しみがあり、やがて常連になれば自分の“スープ育成の流儀”を持つようになる。それを披露するために人を連れてきて…という具合にお客様が増えています」と吉野氏。
やみつき味の秘伝のにんにくダレもキモだ。にんにくラバーは卓上にあるにんにくを好きなだけ投入することもできる。中毒性の高い味わいもリピーター獲得に一役買っている。

独特な形状の鉄鍋で楽しむ鶏焼肉。上部で鶏を焼き、その油が下の鍋のスープの中に滴り落ちる
店舗データ
店名 | にんにく鶏焼肉サン 学芸大学店 |
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住所 | 東京都目黒区鷹番2-20-9 桧ビル 1F |
アクセス | 学芸大学駅から徒歩2分 |
電話 | 03-5724-3088 |
営業時間 | 17:00~翌4:00 |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 20坪43席 |
客単価 | 3800円 |
運営会社 | 株式会社Thanks-Up |
オープン日 | 2025年9月12日 |
関連リンク | にんにく鶏焼肉サン 学芸大学店(Instagram) |