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坪月商90万円「目黒 三谷」の新店!三軒茶屋に「Bistro Sanya(ビストロサンヤ)」がオープン。路地裏の色気ある空間で、生産者の思いを宿した食材をビストロスタイルで魅せる


住宅街で大々的な告知なしも、連日満席の好調な滑り出し

オープンしてから約1か月。既存店の常連客を中心に集客が進み、「こんなこともやるんだね!」といった驚きの声とともに、空間やサービスに対する好意的な反応が多く寄せられている。

近隣に住む地域住民からの関心も高く、施工中から店舗の様子を気にかける人も多かったという。住宅街という立地を踏まえ、告知はInstagramのみで、開店パーティーも行わずにひっそりとオープン。「何ができるのか気になっていた」「三軒茶屋にこういう店が欲しかった」といった声が集まり、地域との自然な接点を生み出している。現在は平日・週末ともに満席が続いており、今後は「1日2回転満席」を目標に、体制の整備を進めていく予定だ。

今後の展望について曽我氏はこう話す。「僕たちは飲食店を営んでいますが、開業当時から単なる飲食店ではなく空間全体を活かしたビジネスとして捉えてきました。学芸大学では2店舗の出店を通じて、地域の活気づくりに関わってきた実感があり、今回も三軒茶屋の路地裏で大人が落ち着いて楽しめる空間を構築。今後はさらに一歩踏み込み、僕たち自身が起点となって街の魅力を引き出せる飲食企業を目指していきたいです」。

こうした地域との関係性や空間へのこだわりは、スタッフの在り方にも表れている。現在のスタッフは全員が「目黒 三谷」の元お客。店の空気感や価値観に共感し、入社に至った人材ばかりだ。同じ価値観を共有するメンバーが集まることで、チームとしてのまとまりが生まれ、その思想が店の佇まいやサービスに自然とにじみ出るのだろう。

現在、新店の物件探しが進行中。今回のビストロ業態の導入により、チームとしての表現の幅が広がった。居酒屋とビストロという二つの軸をもとに、多様な可能性を模索するsouzou。今後の展開にも期待は膨らむばかりだ。

写真右からsouzou代表の曽我翔太郎氏、サービス担当の東原圭吾氏、シェフの高橋大樹氏、ドリンク担当の梅澤有海氏、取締役副社長の釜石悠樹氏。「生産者の思いを伝えるのが僕らの仕事」と曽我氏。店という空間を通じて、生産者の熱意を客に届け、そこから生まれた声を生産者に還元する。食材を扱うだけでなく、双方の熱量が行き交う“中継点”として機能することが、曽我氏の目指す飲食店の在り方だ

(取材=吉田真琴)

店舗データ

店名 Bistro Sanya(ビストロサンヤ)
住所 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-21

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アクセス 東急田園都市線 三軒茶屋駅から徒歩3分
電話 03-6690-4886
営業時間 18:00~24:00(LO 料理22:00、ドリンク23:00)
定休日 火曜
坪数客数 20坪14席
客単価 8000円
運営会社 株式会社souzou
オープン日 2025年9月5日
関連リンク Bistro Sanya(Instagram)
関連リンク 目黒 三谷(記事)
関連リンク サンヤ(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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