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「うなぎ串」発祥、創業70年の新宿歌舞伎町「新宿うな鐵 本店」がリニューアルオープン!伝統と改革の調和を図り200年企業を目指す、3代目の新たな挑戦

6月26日、東京・新宿歌舞伎町の老舗うなぎ店「新宿うな鐵 本店」がリニューアルオープンした。創業70年を迎える同店の「うなぎ串焼き」は、創業以来顧客から愛されている看板商品だ。3代目社長の 花澤健太氏は、代表就任後にそれまで賃貸だった本店の土地を購入し建て替えを行った他、都内に2店舗をオープンするなど積極的に事業を展開している。開店後1カ月たった本店で、内装のコンセプトや今後の展望などについてお話を伺った。


24歳の若さで3代目に就任、料理一筋16年目の40歳

旧新宿コマ劇場裏(現TOHOシネマズ新宿横)の一等地に位置する「新宿うな鐵 本店」は、うなぎをつまみながら酒を楽しみ、気軽に立ち寄れる店。昔からこのスタイルを維持している。今や多くの店でうなぎを串に打った「うなぎ串焼き」を見かけるが、その発祥のひとつが同店だ。

3代目の花澤氏は18歳で料理の道に入り、21歳で「新宿うな鐵」に入店、24歳の若さで代表取締役に就任し現在16年目という、料理一筋の経歴だ。27歳の時に「ここから100年以上続く会社の基盤を作りたい」という強い思いで、それまで賃貸だった本店の土地を購入、老朽化していた店舗の建て替えを決意した。「『新宿うな鐵』という屋号もありますし、今後も新宿で根を張ってやっていきたいという思いがありました。運よく土地を購入させていただく機会があったので、ぜひともということで」と花澤氏は土地購入の経緯を語る。

しかし、建て替えにはまず工事中の仮店舗が必要などの問題で直ちに着工はできず、まずは東京・恵比寿にオープンした2号店、そして同じ新宿内にある店舗「はなれ」の運営を軌道に乗せた。新たな店舗展開は、働き手が分散されるなど苦労もあったが手堅く進めたという。しかし、いよいよ建て替えというタイミングでコロナ禍に直面。2年の空白期間を経て、ようやくリニューアルが実現。2024年3月に着工し、2025年6月に完成したばかりだ。

「長くご愛顧いただいているお客様に、以前の新宿うな鐵 本店を思い出していただけるよう、建材や飾り物は、なるべく昔の物をそのまま使いました」と花澤氏は話す。装飾には一部、旧本店の建材を使い、うなぎ漁の仕掛けに使う竹の「網代(あじろ)」などで天井を覆うなど、伝統的な雰囲気を演出。一方で、座敷をテーブル席に変更してシニア層が座りやすくし、3階建てだった建物を4階建てにするなど機能性をプラスした造りになっている。

新宿駅東口から徒歩4分。都内有数の繁華街・歌舞伎町の一等地にある本店は、ビジネス層や家族連れ、インバウンド、いずれの層にもアクセス良好なロケーションだ

座敷だった2階はテーブル席に改修し、シニア層が楽に座れるようになった。天井はうなぎを捕獲する網代や竹筒で覆い、伝統を意識した内装になっている。3階建てだったビルは、4階建てに増築された

店舗データ

店名 新宿うな鐵 本店(しんじゅくうなてつ ほんてん)
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-11-2

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アクセス 新宿駅から徒歩4分
電話 03-3200-5381
営業時間 10:00~23:30(LO23:00)
定休日 年末年始
坪数客数 35坪60席
客単価 昼6000円/夜1万円
オープン日 2025年6月26日
関連リンク 新宿うな鐵(HP)
関連リンク 新宿うな鐵 はなれ(記事)
関連リンク 新宿うな鐵 恵比寿店(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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