学芸大学「ひとひら」の新店、「つきかげ」が至近にオープン！「今井屋本店」「鳥心」で修業した店主が手がける、100種の焼酎と地鶏を使った炉端焼きで“焼酎を呑むならこの店”を目指す

”焼酎の作り手の情熱やこだわりを伝えられる店を作りたい”

「代官山ひなた」で働く中で、高野氏が「自分の生きる道はこれだ」と確信するほど夢中になったのが焼酎だ。高野氏は焼酎の魅力をこう語る。「『ひとひら』グループの焼酎好きのスタッフをきっかけに、自身も焼酎にのめり込み、『代官山ひなた』で本格的に極めることを決意。焼酎の勉強や発信を通じて蔵元との交流も深まっていきました。焼酎は人とつながるきっかけを与えてくれる存在で、その人間味が最大の魅力。初めて会った人々とも、焼酎への思いを共有すればすぐに打ち解けられる。焼酎の作り手の並々ならぬ情熱やこだわりをしっかりと伝えられる店を作りたいと考えるようになりました」。

そんな中、たまたま「ひとひら」から至近距離にある物件を紹介される。高野氏の焼酎への熱い思いを受けて、オーナーの赤川氏はほとんどの店づくりを任せることを決断。これまで「ひとひら」「目黒ひとひら」「代官山ひなた」の店づくりをメインで担ってきた赤川氏だが、「コンセプトが明確だったため、任せられると判断しました」と話す。

7.2坪12席の店内。元フレンチレストランだった物件を全面リニューアルし、入口を延長することで、ゆったりと落ち着きのある空間を生み出した。L字カウンターが主体で、高野氏が目の前で調理する様子に自然と目が向く。カウンター奥の棚に焼酎がずらりと並ぶだけでなく、頭上のアーチ型の棚にもディスプレイされており、店内全体が焼酎で埋め尽くされる光景は壮観だ

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