笹塚に「Munu（ムニュ）」が開業。「笹塚ボウル」直営レストランに9年、キャリア豊富なオーナーの日替わりジャンルレスな料理が楽しめる”ワイン屋“。地元愛を胸にドミナント展開を目指す

もっと笹塚を盛り上げたい！ 野望は地元での5店舗展開

現在訪れている客層は、前職のレストランの常連客や近隣の住民などほとんどが地元住民だという。これまで幡ヶ谷や代々木上原に飲みに行っていた人たちが、笹塚にもいい店ができたと来てくれるケースが多いのだそう。

今後は同エリア内に5店舗展開していきたいと堀本氏は語る。「中華とワインの店などを考えていて、そのための料理を試作したりしています。笹塚をもっと盛り上げていきたいですね。それがお世話になった『笹塚ボウル』への恩返しにもなるかなと思っています」。

そのほか、コロナ禍にカレーを調理する動画を動画配信アプリで配信したところ大人気に。そのとき、カレーをネット販売したところ、北海道から沖縄まで日本全国で売れたという。この経験を元に、しっかり仕組みを作ってカレーの販売もやっていきたいと語る。「福島の実家近くには土地がたくさんあるので、そこに工場を作って、全国に販売していきたいですね」。さまざまな夢を語ってくれる堀本氏。その熱量の高さで、どの夢も一つ一つ叶えていきそうだ。

オーナーシェフ、堀本一輝氏。公式SNSには料理を一切載せていない。メニューは当日決めるため、SNSで見たメニューが食べたいといっても無いことが多いためだという。「来店した人たちがおいしかった、おもしろかったと言って、自然と広がってくれればいいなと思います」

（取材＝小田中 雅子）

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