「鳩乃湯 大手町グランキューブ店」が開業。学大「鳩乃湯」や中目黒「初場所」の近藤商会初のオフィス施設初出店、ワーカー狙いの1800円「ちょっと贅沢な定食ランチ」に注目

街場の家賃が上がる中、今後も施設出店を検討

「街場と違ってビジネス街ならではの集客のやり方をしていかないといけない」と吉利氏。「ここはSNSでバズってもあまり意味はない。ワーカーの人達にいかに知ってもらうか。販促に関して、デベロッパー側から想像以上にアドバイスやサポートをしてもらえるのがありがたい」と話す。

同施設には星野リゾートの旅館「星のや東京」も入っていることからインバウンドも視野に入れて英語メニューも用意している。早速、海外の旅行客の来店もあり、和食や居酒屋のテイストは好評だそうだ。同店は場所柄、土日祝は集客が見込めないため店休とし、その分、逆に忙しくなる既存店へスタッフを回すなど、会社全体でリソースのバランスを取っている。

「今後もチャンスがあれば施設に出店したい」と吉利氏。近年、街場の家賃が上がる中、相対的に家賃が手ごろで、かつデベロッパーによる手厚いサポートがある施設を一つの活路として見ているという。

店長の工藤悠斗氏

（取材＝大関　まなみ）

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