「鳩乃湯 大手町グランキューブ店」が開業。学大「鳩乃湯」や中目黒「初場所」の近藤商会初のオフィス施設初出店、ワーカー狙いの1800円「ちょっと贅沢な定食ランチ」に注目

価格に見合う手間ひまかけた定食ランチ、夜は「ハイカラセット」が好評

ランチの定食は1500円と1800円。安いとは言えないが、その分の手間ひまをかけた価値に見合う品を用意。1500円のラインでは、ある食堂のインスパイヤだという、豚バラの黒胡椒炒めの「からし焼肉定食」から「鶏唐揚定食」「豚角煮定食」「刺身定食」といった馴染み深い和のおかずの定食が揃う。1800円のラインは「刺身+唐揚定食」「刺身+豚角煮定食」のWメインや「本日の煮付定食」だ。メインのおかずはオーダー後に調理し、おかずの添え物や3種類付く小鉢はすべて手づくり。味噌汁の出汁も店内でとっているなど、価格に見合う価値を打ち出している。

夜の居酒屋営業では、ランチの仕込みのプラスでできる範囲で一品料理を用意。とはいえ決して片手間ではなく、これまで人気居酒屋を手掛けてきた吉利氏の本気の品が勢ぞろい。学芸大学「鳩乃湯」のラインナップをベースにしており「牛煮込」（649円）、「里芋の葱塩焼き」（649円）、「ハムエッグ」（694円）、「カツ煮」（1089円）、「カツオ酒盗マスカルポーネ」（649円）など。イチオシは「ハイカラセット」（649円）で、唐揚げ2個とハイボール１杯のお得なセット。集客にひと役買っており、吉利氏がプロデュースした東中野「樽肴」で好評だったことから取り入れたという。

ドリンクも学芸大学「鳩乃湯」に倣うラインナップだが、同店では日本酒（一合759円）の数を４品に抑えた代わりに本格焼酎（各759円）を12品と充実させる。その他、生ビールは「スーパードライ」（759円）、「ハイボール」「生レモン酎」「和紅茶割」（各649円）など揃える。

ランチの「刺身+唐揚定食」。唐揚げは製法にひと工夫あり。「お弁当屋さんがよくやる手法でつくっています。冷めても美味しい唐揚げを目指しました」と吉利氏

ディナーメニューで吉利氏の自信作だという「カタ焼きそば」（1309円）。〆に汁ものの麺を提供したかったものの厨房の関係で難しいため、代わりに開発した品。具材たっぷりのあんかけがパリパリの麺にかかっており、昔懐かしいテイストが好評だ

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