「鳩乃湯 大手町グランキューブ店」が開業。学大「鳩乃湯」や中目黒「初場所」の近藤商会初のオフィス施設初出店、ワーカー狙いの1800円「ちょっと贅沢な定食ランチ」に注目

まずはビルワーカーへの認知拡大のためランチに売上の比重を置く

多くの高層オフィスビルが立ち並ぶ大手町の一角にある「大手町フィナンシャルシティグランキューブ」。オフィステナントには外資系金融や監査法人など金融系を中心とした企業が入り、そのワーカー達の胃袋を支える飲食店が1階と地下1階に並ぶ。そこに新たにオープンしたのが「鳩乃湯 大手町グランキューブ店」だ。

運営の近藤商会代表の吉利雄太氏は、開業の経緯についてこう話す。「これまでも施設への出店はいくつか話をいただいてましたが、今回のデベロッパーである三菱地所からの誘いは条件が合いトントン拍子で話が進みました。実際に他テナントの売上を確認し、家賃や初期投資との兼ね合いを考えてこれは行けると判断。特に前テナントの厨房設備が揃っていて初期投資が少なく済むのが有難い。広々としたテラスも使えることや、ゆくゆくは店の前には新しく通路ができるので人の流れが見込めることも決め手でした」。

施設側のリクエストで和食業態をやることになり、「鳩乃湯」ブランドとして出店。立地を鑑みて、まずはランチ営業に売上の比重を置く。昼営業で認知を広げ、店を認めてもらったうえで夜の集客を本格化させたい考えだ。ビルのワーカー達の社員食堂的な立ち位置を目指す。他のテナントの和食店は焼鳥やそばなど専門店が多かったことから、同店では総合的な和定食をランチでは打ち出す。夜は、ランチの仕込みの負担にならない範囲でオペレーションを組んだ和食ベースのつまみと酒を用意し、居酒屋として営業する。

大手町グランキューブ1階の角地に立地。全面ガラス張りの入りやすい雰囲気

テーブル席を並べた店内。ワーカーの大口宴会需要も狙いたい考えだ

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