親しみやすい定番の居酒屋料理を、基本に忠実に調理し提供
料理は「日本一軽いアジフライ」と銘打つ「重さゼロ!アジフライ」(一枚748円)や、サバなどの青魚4種と白身魚2種の刺身をその時々で盛り合わせた「青盛り」(一人前1298円)など、既存店の名物を継承。一方で、「ふつうのマカロニグラタン」(968円)や「季節の白和え」(638円)、「炙り明太子」(748円)、「季節の自家製さつま揚げ」(968円)、「超粗挽き大葉豚焼売」(968円)などと奇をてらわないスタンダードな居酒屋メニューを幅広く揃えた。
これは、「調理場経験の少ないスタッフが、基礎的な居酒屋料理を広く勉強できる店にしたい。また、『食卓』というコンセプトのもと、尖ったメニューではなく、親しみやすい定番の居酒屋メニューを提供することでほっこりしてもらいたい」との狙いから。とはいえ、仕込みには手間と時間を惜しまない。そのおかげで、調理や提供のオペレーションが効率化されるというメリットもあるようだ。なかでも出数が多いのが、季節ごとに具材が変わる「土鍋ご飯」。ほぼ9割のお客が頼むという。
ドリンクも既存店のラインナップを踏襲しつつ、今回、塩田氏によって新たに導入されたのが「本日の漬込酢サワー」(660円)。美容を意識する女性客を取り込みたい戦略だ。また、もともときき酒師を目指していたこともある塩田氏がセレクトする「本日の日本酒」(ASK)も推し。ほか、生ビール「アサヒスーパードライ」(693円)から、ウイスキー、サワー、ワイン、焼酎、果実酒、「コウバシ茶ハイセット」(550円)を筆頭に人気が高いというお茶割りまで幅広いラインナップとなっている。
さらに特筆すべきは「いりたてほうじ茶」(880円)や「緑茶(霧の茶葉)」(880円)といった2~3杯分楽しめるノンアルコールの「温茶」を提供している点だ。「お酒を提供する飲食業態では、食後に水をサービスで提供することが一般的ですが、お茶を商品として提供すれば、お客さんは質の高い良いお茶を楽しむことができますし、店側もお茶で利益を得られ、双方にとってメリットがあると思います」。食事の余韻を楽しむお供として、特に女性客から好評だという。

「蛍烏賊と菜の花の土鍋ご飯」(2420円)。通常のかつお出汁に加え、魚のあら出汁を組み合わせ、より深みのある旨みを引き出している

「ふつうのマカロニグラタン」。洋食店の本格的なレシピに忠実に従い、具材を入れるタイミングや順序まで丁寧に再現して作られている。このように、基本に忠実な調理法に則ったメニューが多いそう
店舗データ
店名 | 食卓あおもん |
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住所 | 東京都目黒区東山1-4-13 ASA東山ビル 2F |
アクセス | 中目黒駅から徒歩6分 |
電話 | 03-6412-8292 |
営業時間 | 17:30 ~23:30(LO.料理22:30/ドリンク23:00) |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 14坪32席 |
客単価 | 6000円 |
運営会社 | 株式会社青者 |
オープン日 | 2025年3月10日 |
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