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中目黒に「食卓あおもん」がオープン。アジフライを名物に掲げた繫盛酒場ブランド「あおもん」の新店は、「カルチャーの香りがするお店」をテーマに親しみやすい定番の居酒屋メニューを提供


「カルチャーの香りがするお店」をテーマに、遊び心あふれる隠れ家空間へ。女性スタッフがキッチンに立つことで「食卓」らしい温かみも

今回は五反田「酒肴あおもん」を手がけたのと同じデザイナーと二人三脚で、「これまでになかったお店」という渡辺氏の理想を叶える空間づくりを実施。縦長の物件だが、視界を遮ってしまうカウンター上の吊戸棚を設置しないことで、入口から奥まで見渡せる抜け感を実現。代わりに壁側の高い位置に収納スペースを設けた。また、当初キッチンは配管が集中しているシャフト近くの壁側に配置されていたが、窓側へ移動。「窓から客席が見えるよりも、キッチンでスタッフが動いている様子が見えたほうが人の興味を引くのではないか」との考えからだ。

3店舗目となる「食卓あおもん」のテーマは、「カルチャーの香りがするお店」。こういった空間づくりの工夫に加え、開くとメニューが現れる本や、店内に流れる90年代のシティポップ、戦時中から使用されてきた花瓶、「これでいいのだ」で知られるギャグ漫画の主人公を描いたアート作品など、文化的に価値のあるアイテムを随所に散りばめ、ただおしゃれなだけではない独自の世界観を形成している。

さらに、女性スタッフがメインでキッチンに立つことを考慮し、調理台の高さなどの設備が女性にとって働きやすい設計となっているのも注目すべき点だ。店名の「食卓」には、女性スタッフが中心となって調理を担うことで、その子の家でご飯を食べているような家庭的な温かさを感じてもらいたいという想いが込められている。居酒屋では珍しく、装飾として窓にカーテンを取り付けているのも、「食卓」らしい空間をつくり出す演出の一つだという。

14坪32席。カウンターの周りには、通常のテーブル席、ハイテーブル席、ボックス席、ベランダのテラス席、スタンディングスペースなど、多様なタイプの客席を配置。カルチャー要素を散りばめた以外にも、作家もののランプシェードや女性スタッフがセレクトした花器など、洗練された小物使いが光る。この空間づくりにあたっては、デザイナーとともに何時間もぶっとおしで議論し、徹底的に考え抜いたという。店舗全体の細部に渡る工夫が、遊び心あふれる大人の隠れ家として唯一無二の魅力を生み出している

店舗データ

店名 食卓あおもん
住所 東京都目黒区東山1-4-13 ASA東山ビル 2F

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アクセス 中目黒駅から徒歩6分
電話 03-6412-8292
営業時間 17:30 ~23:30(LO.料理22:30/ドリンク23:00)
定休日 日曜
坪数客数 14坪32席
客単価 6000円
運営会社 株式会社青者
オープン日 2025年3月10日
関連リンク 食卓あおもん(Instagram)
関連リンク 酒肴あおもん(記事)
関連リンク 肴場あおもん(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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