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中目黒に「食卓あおもん」がオープン。アジフライを名物に掲げた繫盛酒場ブランド「あおもん」の新店は、「カルチャーの香りがするお店」をテーマに親しみやすい定番の居酒屋メニューを提供

3月10日、中目黒に「食卓あおもん」がオープンした。「日本一軽いアジフライ」を名物に掲げた、坪月商55万円の五反田「酒肴あおもん」、坪月商90万円の恵比寿「肴場あおもん」に続く3店舗目だ。運営は青者(品川区西五反田、代表:渡辺 慎一郎氏)。今回は「カルチャーの香りがするお店」をテーマに、文化的なアイテムを随所に散りばめるなど、大人の隠れ家空間を創出。女性の若手スタッフを店長に任せ、「食卓」らしい温かみを表現しながら、奇をてらわないスタンダードな居酒屋メニューを幅広く提供する。既存店同様チャレンジングな立地だが、早速口コミで評判は広がりつつあり、「あおもん」ブランドをさらに軌道に乗せた先には、新業態への挑戦やアメリカ進出も視野に入れている。


あえて苦労する立地を選び、成長の過程を楽しむ「あおもん」

中目黒駅から山手通り沿いに池尻大橋方面へ徒歩約6分。某芸能プロダクション運営の学校の隣に位置するビルの2階に「食卓あおもん」がオープンした。大通り沿いとはいえ、駅から少々離れ、入口は山手通りから一本入った路地側にあり、そして空中階。隠れ家的で決して有利とはいえない立地条件にもかかわらず、「苦労するような立地が好きで…(笑)自分たちで工夫や努力を重ね、売り上げを伸ばしていく過程を経験するには最適なんです」と語るのは、青者(品川区西五反田)の代表・渡辺 慎一郎氏だ。

渡辺氏は居酒屋やホルモン焼きを経て、2023年2月に五反田で「酒肴あおもん」、2024年3月に恵比寿で「肴場あおもん」をオープンした。どちらも駅からやや離れた立地で、特に「酒肴あおもん」は裏路地の地下というチャレンジングな立地でもある。しかし、料理とサービスの質の高さからじわじわと評判を広げ、現在はどちらも予約が困難な繁盛店へと成長。「酒肴あおもん」は坪月商55万円、「肴場あおもん」は坪月商90万円を達成するほどだ。

2店舗とも売り上げが安定し、スタッフも2店舗では手が余るほど集まったため、昨年夏頃から3店舗目の展開を検討。同時に、創業時から働いている優秀な若手の女性スタッフ・塩田佳歩氏に店長を任せたいという思いも大きかったという。「飲食業界では、調理場経験が豊富な男性スタッフが店長に就くケースが多い。実力や体力面で仕方ない部分もありますが、若手の一番成長できる時期にチャンスがなければ、モチベーションを保つのは難しいと思うんです。彼女にとって大きな負荷がかかるチャレンジではありますが、目標を一緒に定めながら、取り組んでもらうことにしました」。こうした経緯から、五反田、恵比寿に続き、渋谷近辺のエリアで物件を探し、巡り合ったのが中目黒・山手通り沿いにある以前はカフェだった同物件だ。

山手通り沿いの雑居ビルの2階。入口には塩田氏が描いたという松をモチーフにした文様のロゴが描かれた看板が立てかけられている。山手通りから外観を見上げると、2階の大きな窓からスタッフが動く様子や、戸棚の食器、調理器具などが見え、「ここは何の店だろう?」と興味をそそられる仕掛けとなっている

店舗データ

店名 食卓あおもん
住所 東京都目黒区東山1-4-13 ASA東山ビル 2F

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アクセス 中目黒駅から徒歩6分
電話 03-6412-8292
営業時間 17:30 ~23:30(LO.料理22:30/ドリンク23:00)
定休日 日曜
坪数客数 14坪32席
客単価 6000円
運営会社 株式会社青者
オープン日 2025年3月10日
関連リンク 食卓あおもん(Instagram)
関連リンク 酒肴あおもん(記事)
関連リンク 肴場あおもん(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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