ホッピーのナカも本格焼酎。多彩な焼酎のプレゼンテーション
料理は伝統的な居酒屋メニューに、フランス料理の経験が長い丸山氏らしいエッセンスを加えた創作的な品が揃う。例えばどこの居酒屋にもある冷奴は、「翠(みどり)のたぬき冷奴」(1000円)として用意。人形町「高柳豆腐店」の豆腐を、アボカドやパセリピューレを使った緑色のソースが彩り、トッピングの天かすが小気味よいアクセントに。焼売も丸山氏流にひとひねりしており、「安曇野放牧豚の焼売 発酵バターと黒七味」(1200円)は、同氏の地元・長野県安曇野市の豚に発酵バターと帆立を合わせ、黒七味で味を引き締めた一品だ。野菜やハーブで仕立てた刺身の「本日のお造り盛り合わせ」(三種2400円、五種3800円)をはじめ、その他、冷菜、揚げ物、蒸し物、煮物、焼き物、酒のアテ、〆のごはんや麺、デザートまで約40品を揃える。
ドリンクは日本でつくられる“和酒”が主役だ。焼酎(700円~)、日本酒(180ml 1000円~)、クラフトジン(1100円~)など、従来の固定概念にとらわれない新しいスタイルのものを中心に揃えた。生ビールは「プレミアムモルツ」(750円)。ハイボールやレモンサワー、お茶割りといった居酒屋定番の酒も用意するが、それぞれに合う本格焼酎を使用し、ワンランク上のドリンクに仕立てている。例えば「生レモンサワー」(750円)には芋焼酎「玉露」を、ホッピーのナカもよくある甲類焼酎ではなく麦焼酎「青鹿毛」を使用する。「海外の人にも焼酎の魅力を知ってもらいたいのですが、海外では食中に蒸留酒を飲む習慣がない。サワーに本格焼酎を使ったり、前割りにしたり、目の前でワイングラスに注いだりと、飲み方や見せ方も工夫して提案していけたら」と丸山氏。
居酒屋らしくアラカルトが基本だが、オフィス街立地を鑑みてコースも用意し、今後スタートする予定。ランチタイムも営業し、周辺ワーカーや、加えて上階ホテルに宿泊するインバウンド向けにおむすびを中心とした定食(1500円~)や、要予約のランチコース(4000円)も用意する。

冷奴や唐揚げ、煮込み、刺身など居酒屋定番アイテムを丸山氏のエッセンスで昇華した品を用意

平日限定でランチに提供する「MARUYAMA定食」(2300円)。好みの具を選べるおむすび2つに選べる主菜などの定食。主菜には写真の刺身、から唐揚げ、魚のおかずなど
店舗データ
店名 | MARUYAMA(まるやま) |
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住所 | 東京都中央区日本橋兜町3-5 K5 1F |
アクセス | 茅場駅から徒歩6分、日本橋駅から徒歩8分、三越前駅から徒歩9分 |
電話 | 03-6661-0923 |
営業時間 | ランチ11:30~14:30(LOコース13:00定食13:30ドリンク14:00)、ディナー17:00~22:00(LO料理21:00ドリンク21:30 |
定休日 | 水曜 |
坪数客数 | 32.44坪32席+立ち飲み10名 |
客単価 | ディナー8000円 |
運営会社 | 株式会社シェルシュ |
オープン日 | 2025年3月22日 |
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関連リンク | MARUYAMA(Instagram) |