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目黒に「camalice(カメリーチェ)」が開業。グローバルダイニング「権八西麻布」をコロナ後V字回復させた店長が独立、農場直送こだわり野菜の創作イタリアンで多彩なニーズに応える

1月7日、目黒に「camalice(カメリーチェ)」がオープンした。運営はAffineats(東京都港区)。代表を務めるのは、グローバルダイニング「権八 西麻布」で店長として活躍した近藤 克哉氏で、同氏にとっての独立1店舗目だ。ウリは群馬の農場「KABA FARM」直送の固定種や無農薬の野菜を使ったイタリアンベースの料理。ビーツを使ったピンク色のポテサラなどアイデア豊かな品々が揃う。世界各地から選りすぐったワインやクラフトサケも魅力だ。一人客からグループまでさまざまなシチュエーションに応えられるカジュアルイタリアンとなっている。 


フレンチの料理人からグローバルダイニングでマネジメント側へ

目黒・権之助坂を下り、大通りを歩いていると見えてくる、前面ガラス張りのスタイリッシュな店。創作イタリアンとワインが楽しめる店「camaliche(カメリーチェ)」だ。おしゃれな佇まいに惹かれて、通りを行き交う人々が店をのぞき込んでいくのが印象的だ。

代表の近藤克哉氏は、専門学校で料理を学び、卒業後、東麻布のフレンチレストラン「ラ・リューン」に入店。フレンチの料理人としてキャリアをスタートさせた。都内の数店舗を経て、フレンチの先輩が開業するレストランの準備のため石川・能登半島に移る。レストランは開業に至らなかったが、生産者と縁ができるなどの学びを得て、再び東京に戻る。帰京後は当時、野菜ブームで人気を博していた「WE ARE THE FARM恵比寿」に入店。現在につながる野菜の知識などを身につけた。その後、8年間勤めることになったグローバルダイニングに入社した。

「とにかく楽しかったですね」とグローバルダイニングでの日々を語る近藤氏。当初は「カフェ ラ・ボエム」銀座店で料理長を務めたが、次第に料理よりマネジメントなどを担当するポジションに進むようになる。数店舗を統括するエリアマネージャーを経て、「権八西麻布」では店長兼オペレーティングディレクターに就任。当時はコロナ禍の真っ只中。「権八西麻布」はグローバルダイニングの中でも一番規模の大きい店舗だが、8000万円あった月商が2000万円程に落ち込むという厳しい状態になっていた。そこから周囲の助けを得ながら3年かけて売上げ1億円を達成し、コロナ前までの規模に戻した。「まだまだできることはいっぱいありましたが、ひとまずやり切ったという感覚はありました」(近藤氏)。次のステップを考えたとき、独立を意識するようになったという。

権之助坂から目黒新橋に向かう途中にあるマンションの1階。レトロな赤レンガの壁とモダンなガラス張りのファサードのコントラストがおしゃれだ

店舗データ

店名 camalice(カメリーチェ)
住所 東京都目黒区下目黒1丁目5-16 目黒サンライズマンション 1F

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アクセス 目黒駅から徒歩5分
電話 03-6303-9935
営業時間 17:00~24:00(LO 料理23:00、ドリンク23:30)、金・土・祝前日17:00~27:00(LO 料理26:00、ドリンク26:30)
定休日 不定休
坪数客数 10坪27席
客単価 5000円
運営会社 株式会社Affineats
オープン日 2025年1月7日
関連リンク camalice(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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